比較的体力のある人で、便秘がちで、上腹部が張って苦しく、耳鳴り、肩凝りなどを伴うものの次の症状:
胆石症、胆のう炎、黄だん、肝機能障害、高血圧症、脳溢血、じんましん、胃酸過多症、急性胃腸炎、悪心、おう吐、食欲不振、痔疾(じしつ)、糖尿病、ノイローゼ、不眠症
サイコ、ハンゲ、オウゴン、シャクヤク、タイソウ、キジツ、ショウキョウ、ダイオウ
肩凝りに悩む、45歳のサラリーマンTさん。
Tさんは、身長172センチ、体重85キロのがっちりした肥満傾向の体格です。
この数年、「肩凝りが強くなり、うなじを動かすと、ギシギシするようで頭が重い」といいます。
腹部はかたく筋肉質、みぞおち辺りの緊張が強く「便秘がち」とのことでした。
「大柴胡湯」を調合して、飲んでもらうことにしました。
服薬後、快便となり肩凝りが改善して「体から余計な力が抜けたように感じる。仕事のことでストレスが強く悩んでいたが、大した問題ではないと考える余裕ができた」と喜んでくれました。
大柴胡湯は、柴胡剤の代表的な処方で炎症の強いときに使いますが、慢性疾患では、みぞおちに何か詰まったように感じ、うつうつとしている時などにも用います。
ただし、体力の弱い人の場合、下痢、脱力感の心配があるので、誰にでも向くという訳にはいきません。
肩凝りを漢方医学的にみると、原因はたくさんあります。
また、凝る部位によっても使う漢方薬は異なり、鍼灸治療と併用した方が早く効果が現れることが多いようです。
肩こりに、よく使われる漢方薬は、
(1)柴胡という生薬を主にした小柴胡湯や、柴苓湯などの柴胡剤と呼ばれる一群。
(2)うなじを中心にした凝りに用いられる葛根湯。
(3)胃腸が悪くて張り付いたような凝り方に半夏瀉心湯。
(4)凝りが長引いてうっ血している場合、滞った血の流れをスムーズにする駆於血剤といわれる桂枝茯苓丸などの漢方薬を使い分けます。
現代医学では、頸椎や胸椎に異常がない場合、筋弛緩剤を使用しますが、漢方薬の方が、安全で、有効な場合があります。
肩こりに効く漢方薬として、大柴胡湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!
上記、大柴胡湯を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。
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