卵巣チョコレート膿腫

卵巣チョコレート膿腫

「卵巣チョコレート膿腫」 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大

「卵巣チョコレート膿腫(子宮内膜症の一種)」=多いのは20代から30代

卵巣チョコレート膿腫の症状

①生理中以外にも下腹部に強い痛みが続いている
②腰痛に悩まされている
③セックスのときに下腹部に痛みがある
④不正出血がある
⑤排便のときに痛みを感じる
卵巣チョコレート膿腫ではこれらの症状があらわれます。多いのは20代から30代です。

卵巣チョコレート膿腫の特徴

卵巣は、盛んに女性ホルモンを分泌して、激しく変化を繰り返す臓器。
そのため腫瘍もできやすく、病気の種類も多い。
卵巣チョコレート膿腫=子宮内膜症の一種=卵巣の中に子宮内膜ができる。
卵巣に子宮内膜ができると、その部分の袋の中に血液がたまり、どろどろの血液でいっぱいになる。
その血液の状態が、チョコレートに似ていることから、この名前がある。
子宮以外の部分に、子宮内膜ができる原因は不明。
卵巣チョコレート膿腫は、食生活などの生活環境の変化にともなって増えている傾向がある。
環境変化が、どこかで影響しているのは間違いない。
初経年齢が低くなり、出産年齢が高くなった=女性の体のなかで、女性ホルモンが長期間働くようになったことも関係がある。

卵巣チョコレート膿腫ができた卵巣は腫れあがり、周囲の臓器を圧迫し、臓器に癒着をおこす。
上記症状がでるのはそのためである。
膿腫が小さいうちは自覚症状なし=子宮ガン検診などを受けた際に、たまたまみつかるというケースが多い。
膿腫が大きくなると、茎の部分が捻じれる茎捻転が起こりやすくなる。
吐き気と下腹部に激痛が起こりショック状態になり、さらに膿腫が大きくなると破裂が起こる。
溜まっていたチョコレート状の血液が腹腔内に溢れ出し激しい痛みに襲われる。
これらの場合は緊急手術が必要。
卵巣チョコレート膿腫は、卵巣を包み込む卵胞の成熟を妨げたり、卵管などに癒着して受精の妨げになることもある=不妊症の原因になる。

卵巣チョコレート膿腫の治療 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大

卵巣は、体の奥にあるため、子宮や膣などのように簡単に組織を採取して病気の有無を調べるわけにはいかない。
診断には超音波検査(エコー)やMRI検査を使う=腫瘍マーカーの数値も参考になる。
卵巣チョコレート膿腫の治療には、ホルモン剤を投与して、一時的に生理がない状態をつくり、のう腫が大きくなるのを抑える=偽閉経療法
閉経状態にすることで膿腫を委縮させる効果を狙ったもの=のう腫が小さくなり消滅するほどの効果はない。
ホルモン剤は、点鼻薬か注射で投与されるが、副作用が強いため長期間の投与はできない。
通常、6か月間で終了し、少し休んでまた6カ月間続けることを繰り返す。
卵巣チョコレート膿腫が大きくなるようなら外科手術を行う。
腹腔鏡を使う腹腔鏡下手術が主流=小さな穴をいくつか開けて、そこから腹腔鏡を挿入し病巣を取り去る。
摘出するのも卵巣全体ではなく、膿腫だけですむケースもある=将来の妊娠・出産への希望も持てる。
卵巣チョコレート膿腫の大きさや位置、状態によっては開腹手術で卵巣を摘出するケースもある。
エコーを見ながら膿腫に穴を開け、膿腫の中身を抜いて、そこにアルコールを注入する方法もある。
アルコールで、卵巣チョコレート膿腫を作る細胞を働かなくしてしまう方法=入院の必要なし=
卵巣チョコレート膿腫の中身の状態によって処置の時間が異なる=ドロドロの具体が強ければそれだけ時間がかかる。

妊娠・出産の可能性について、ホルモン剤の副作用、手術の方法について確認しておく。