漢方薬には、二千年の歴史があり、漢方薬を上手に行えば、アトピー性皮膚炎にもすぐれた効果を発揮します。
また、現代医療に疑問を持って漢方治療を求める患者さんも増えてきました。
現在では、本格的な漢方薬専門薬局の多くで、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談、調合漢方薬を服用する患者さんも、かなり多くなっています。
アトピーの患者さんと同じように、ご相談の増えている患者さんに、スギ花粉症(アレルギー疾患)があります。
スギ花粉症の患者さんも、近年急増していますが、これは病気のメカニズムがよくわかっていますが、それは、「スギ花粉の量が増えたため」というような単純なものではありません。
主因は、まだ完全ではありませんが、排気ガスなど、何かが人体に働きかけた状態で、花粉が作用すると、花粉症になりやすいことなどがわかっています。
アトピー性皮膚炎に関しては、まだはっきりしていませんが、やはり、何かが人体に働きかけた状態で、アトピーになりやすいことが予測されます。
この場合、「体に作用する何か」というのは、食物(農薬・食品添加物など)、ダニの増殖しやすい住居環境、大気、水の汚れなどです。
しかし、アトピーの場合は、社会変化によるストレスなどの心理的要因が、予想より大きなウェイトを占めている点が花粉症とかなり異なっています。
受験や就職ストレスなどによって、アトピー性皮膚炎が悪化するのはよく知られています。
ですから、アトピー性皮膚炎の患者さんに、漢方を調合するときは、患者さんのストレスなどの心理的要因を重視する必要もあります。
これは、現在に始まったものではなく、漢方医学、漢方療法に根ざした考え方による、精神と肉体は切り離すことはできない、心身相関、一緒に治す必要があります。
現代医学は精神と肉体を別々に考え、精神は精神科、肉体は内科や外科などとなりますが、漢方では「心身一如」であり、精神と肉体は別々のものではないのです。
大山漢方堂薬局では、こういう見方で、アトピー性皮膚炎の患者さんのご相談を受け、「身体」の皮膚症状と同時に、「心」のほうの状態、ストレス度、心理、社会的要因にも、同じように病気のウェイトをおいて、より治療効果をあげています。ですから、大山漢方堂薬局で用いる調合漢方薬は、「心身一如の治療薬」となります。
近年、一般的にも、アトピー性皮膚炎の患者さんの漢方薬への期待、漢方薬の効果への注目度が高まっていますが、まずは、一度、大山漢方堂薬局に、ご相談ください。