「子宮膣部びらん」=大多数は「仮性びらん」=心配いらない。
症状=おりものの量の増加、おりものの色の変化
①おりものが黄色味を帯びている
②白っぽいおりものが出る
③セックスのあと出血する
「子宮頚部びらん」=白や黄色のおりものが出る。セックスの後、出血する。
びらんというのは、「赤くただれた」状態=膣の突き当りの部分があかくただれている病気。
→ 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大
子宮膣部びらん=成熟期の女性のほとんどにみられる病気=「仮性びらん」と「真性びらん」の2種類がある。
成熟期になると、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモンの分泌が盛んになる。
そのために、ふくらんだ頸部の上皮組織が子宮口から膣のほうにはみ出して赤くただれているように見える=「仮性びらん」
「真性びらん」=子宮膣部をおおっている上皮が剥けて、中のやわらかい組織がむき出しになっているもの=「真性びらん」
仮性びらんが多く、真性びらんは滅多にない。
①おりものの変化、②セックスの時の出血=仮性びらんの場合は、まったくないことも多い。
おりものの変化が激しい、セックスのたびに出血するようなら、真性びらんが疑われる。=専門家に相談。
「仮性びらん」で、とくに症状がないものは、治療しない=経過を見る。
「真性びらん」は、①膣洗浄、②炎症を抑えるために抗生物質(飲み薬)を投与、③膣の座薬を使った治療がある。
→ 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大
びらんの赤くただれた状態が「子宮頸がん」の初期症状ととてもよく似ている。
検査で、ガンでないことを確認しておく必要がある=検査は、びらんの組織を綿棒でこすりとって行う。
子宮膣部びらんから子宮頸ガンに移行することもない。
子宮膣部びらんがあっても、そのまま経過するのがふつう。
子宮膣部びらんの状態を、軽度にとどめておく注意が必要。
→ 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大