アトピー性皮膚炎に悩む18歳の高校生F子さん。
F子さんは、小さいころからひじやひざの内側に少し湿疹がありました。
受験勉強のストレスのためか、一年ほど前から悪化、いまは顔、首の周りなどが真っ赤です。
「こんな顔では外出できない」と深刻な表情で診察に見えました。
「強いステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を一年ほど続けているが副作用が心配です。漢方薬で軽くできないでしょうか」と悩んでいました。
そこで、黄連解毒湯を飲んでもらいました。
2週間後かゆみが減って顔の熱い感じもとれてきたので、さらに続けました。
その結果、だんだん赤みが引き、数か月後には弱いステロイドで済むようになりました。
さらに数年後には、目の回りにうっすら赤みがある程度にまで回復、ステロイドもほとんど使わなくなりました。
アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症などアレルギー性の病気になりやすい体質がアトピー体質です。
古代ローマ皇帝アウグスツヌスはアトピー性皮膚炎だったそうですが、日本の古医書にも、頭瘡、頭部湿疹、胎毒、乳幼児の顔面、頭部湿疹などの言葉が残っています。
アトピー性皮膚炎は近年非常に増えた病気です。
漢方でもこの病気の治療は難しく、試行錯誤を重ねています。
しかし、うまく効いたときは西洋医薬とはひと味違った効果があります。
黄連解毒湯は皮膚の熱や炎症を鎮める漢方薬で、胃腸の丈夫な人向きのものです。
ただし、これだけでアトピー性皮膚炎がよくなる人は実際は少なく、スキンケアも不可欠です。
場合によっては、漢方薬で悪化することもありますから、専門家への相談をお勧めします。
アトピーの患者さんの体質改善によい漢方薬として、黄連解毒湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!
比較的体力があり、のぼせ気味で、イライラする傾向のあるものの次の諸症:
かっ血、吐血、下血、脳卒中、高血圧、心悸亢進(しんきこうしん)、ノイローゼ、皮膚のかゆみ、胃炎
オウゴン、オウレン、サンシシ、オウバク
上記、漢方薬を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。
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