更年期障害に適する東洋医学(漢方薬、鍼灸)

更年期障害に適する東洋医学(漢方薬、鍼灸)

更年期の諸症状を解決する漢方薬

体全体の調子を整え、更年期のさまざまな症状を解消していくのに東洋医学(漢方薬、鍼灸)は最適

東洋医学(漢方薬・鍼灸)では、患者一人一人の証をみて治療の方針を立て、漢方薬を調合、鍼灸治療を実施する。
大山漢方堂薬局の調合漢方薬の種類には、煎じ薬、丸薬(粒)、散薬(粉末)、軟膏などがある。
漢方エキス製剤とは、生薬を調合した煎じ薬を濃縮した後、凍結乾燥して顆粒状、細粒状、錠剤にしたもの。
大山漢方堂薬局では、患者さん一人一人の症状、体質に合わせた漢方薬を調合しますが、保険適用漢方薬、市販の既製品漢方薬は、全ての人間が飲めるように無難に作られているため、調合漢方薬に比べて薬効が劣る。

大山漢方堂薬局では、更年期症状を大きく3つのタイプに分けることが基本

タイプ①「上熱下寒」=顔や上半身がほてる、腰や足など下半身は冷える。

「冷えののぼせの症状=上熱下寒」
上半身ののぼせやほてりを取り除き、下半身を温める生薬を調合する。
基本的な漢方薬は、二仙湯加減方、知柏地黄湯加味方

タイプ②「腎陰虚」=肩こり、耳鳴り、のぼせなどの症状があり、頭が重い、口が渇く。

高血圧症であるが、冷えはない。= この場合は、漢方で、体質改善を行いながら、高血圧症の頭痛やめまいを取り除く調合漢方薬を使う。
基本的な漢方薬は、六味地黄湯加減方=体質改善(根治)
釣藤湯と柴胡加竜骨牡蠣湯(加大黄、去大黄)=症状改善(標治)

タイプ③「気滞於血」=閉経後、気分がすぐれない(イライラ、不眠、体調不良)。

気が滞い乱れる、血の流れも悪い=様々な心と体の症状が出る(体の不調が起こる)
大山漢方堂薬局では、気滞於血を取り除くものと、精神を安定させるもの、2種類の漢方薬を調合する。
基本的な漢方薬は、桂枝茯苓湯、通導散、抑肝散加陳皮半夏、加味逍遥湯

薬草を使う養生(ようせい=命を養う)の法

基本的に病気でない人が健康維持、増進に使うのが薬草

「百合根」

百合根には精神を安定させる作用がある=イライラや落ち込みなど、更年期の精神症状が気になるときに飲むとよい。
また「益肺潤喉」といって気管支にも作用する=風邪の後のせき、のどの乾きにも効果がある。

「ハトムギ」

むくみを解消し、肩や腰の痛みを和らげる作用がある。
ハトムギは、下痢、便秘、にきび、吹き出物などにも効果がある=美容によい。
食物繊維が多く、腸をきれいにし、最近では大腸がんにも効果があるというレポートも発表されている。

「健康を保つのにすぐれたお茶」

特に、更年期の女性によいのは、「益母草」「益母草茶」
益母草には、血の巡りをよくする活血化血の性質があり、血が滞る於血をとり除く効果がある。
最近ではホルモンの活性化を促したり、むくみをとる作用があることがわかってきた。

 

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