外科開腹手術の後に(癒着を防ぐ)よい漢方薬(大建中湯)

外科開腹手術の後に(癒着を防ぐ)よい漢方薬(大建中湯)

外科開腹手術の後に、手術の副作用トラブル(癒着)を防ぐ漢方薬

手術後の腸閉塞を心配して、漢方相談に来た男性Sさん。
65歳の男性Sさんは、大腸がんの手術をしてから半年後に腸閉塞で入院し、再手術を受けることになってしまいました。
そこで「腸閉塞の予防を希望して」、漢方相談に来ました。

便が硬くなりやすく、強い下剤を飲むとつらいと言います。
そこで、大建中湯を調合しました。
大建中湯を服用して二週間後に、お電話があり、「この薬を飲むと体が温まるし、便通がよくなった。その後、気力があふれるようで大変よい効果を感じる」と喜んでくれました。

開腹手術後に、腹痛や便秘がちで体調が良くない、という人は多いと思います。
これは、腸管癒着症と呼ばれることが多く時に腸閉塞を起こします。
このような開腹手術後のトラブル改善に、最近、大建中湯が注目されてきました。
腸閉塞患者の西洋医学的治療に、この大建中湯を併用することで腸閉塞の予防に効果があるというわけです。

腸閉塞までに至らなくても、冷えるとガスがたまってきて腹が強く痛む、また、腸がモクモクと動くなどを自覚するときも、この大建中湯を調合するポイントになります。

この患者さんのように、便秘に、刺激性の下剤(大黄やセンナなど)を服用すると、かえって具合が悪いという便秘を、漢方では一般に「虚症の便秘」というとらえ方をします。
こうような場合は、大建中湯がよく効きます。

なお最近では、向精神薬の副作用の一つである便秘にも、大建中湯が有効である。と報告されています。

大建中湯は、乾姜(ショウガを蒸してから乾燥)、山椒、水あめ、朝鮮人参からなる漢方薬です。
漢方薬というより、ほとんどの台所にある、薬草(食品)のようなものですが、激しい症状を、しかも即効的に改善する作用があります。

外科開腹手術の後の問題トラブル(癒着など)によい漢方薬として、大建中湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!

大建中湯

効能・効果

腹が冷えて痛み、腹部膨満感のあるもの

組成(含まれる生薬)

ニンジン、サンショウ、カンキョウ

 

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著書「脳を守る漢方薬」

「脳を守る漢方薬」

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