私たちの身の回りには発がん物質があふれています。
それらをなるべく避ければ、がんの予防に効果があると考えられます。
また、体の免疫力を良い状態に保つことでがんの芽を早く取り除くことができます。
ぜひこの12か条を生活の中で実施してみましょう。
各食品に含まれる発がん性物質と発がん抑制物質がお互いに相殺効果をあらわし、バランスのとれた栄養価が得られるのです。
魚と野菜、肉と野菜というように偏らない食事を心がけることが大切です。
同じ食品ばかり続けて食べないようにしましょう。
自然な食品の中にも発がん性物質を含むものもあります。
何度も繰り返して食べていればがんをひき起こす可能性は高くなります。
短時間に大量に食べたりすることは、胃や腸に負担をかけることになり胃がんの原因になってしまします。
また脂肪分は発がん性物質を含み、大量にとればがんの原因となります。
飲酒の習慣が根づいている地域では食道がんが多いという報告があります。
ビールなら中ビン1本くらい、日本酒なら1合くらいが一日の目安です。
またアルコールの濃い酒は薄めて飲みましょう。
たばこの煙には約200種類以上の発がん性物質と、約4000種類もの有害物質が含まれています。
周囲の人の影響を考え、禁煙するか本数を減らしましょう。
がんの発生を抑えるビタミンA、C、Eやベータ・カロチンなどは、緑黄色野菜に多く含まれ、
食物繊維は大腸の働きを活発にし、有害物質の吸収を抑えます。
食塩のとり過ぎは胃の粘膜を変化させ徐々にがん化させていきます。
食塩の摂取量は1日10g未満にとどめましょう。
またあまり熱いものも食道を傷つける原因となります。
魚や肉の焦げた部分には、がんの原因となる物質が含まれているといわれています。
焦げている部分ばかりを食べること、ひどい焦げ方のものは避けましょう。
輸入ピーナッツ類のカビから、アフラトキシンという強い発がん性物質が発見されたことがあります。
チーズなど意図的にカビを用いたものは心配いりません。
夏は日陰で30分程度、冬は日向で1時間程度の日光浴は、健康に役立ちますが、
過度に日光を浴びると、日光の紫外線により皮膚細胞の遺伝子が傷つけられ、皮膚がんの危険があります。
ストレスや過労はがんになる危険を誘発します。
イスに座ったままの人に大腸がんが多いともいわれており、ストレス発散や健康づくりのためにスポーツをすることが大切です。
シャワーや入浴を行うことは皮膚がんや陰茎がん、子宮頸がんの予防策の一つになります。
体を洗う設備の不十分な地域には子宮頸がんがよくみられるともいわれています。