卵巣がん

卵巣がん

卵巣がん=ひそかに進行する病気

卵巣癌の症状=下腹部痛や不正出血などがあらわれる
卵巣癌=その他の気になる症状
①体重の変化=おなかがふくれている
②さわるとしこりを感じる
③頻尿や便秘気味
④下肢にむくみがある

卵巣は腫瘍ができやすい臓器であるが、体の奥にあるため自覚症状がでにくい。
ひそかに進行する=サイレンドガン(沈黙のガン)と呼ばれる。
早期発見には、定期検診が必要。

卵巣がんの特徴

卵巣にできる腫瘍は良性のものがほとんど=85%程度は良性=悪性であるケースは15%ほど=この悪性腫瘍が卵巣がん。
卵巣がんの90%は卵巣の表面の細胞が癌化する上皮性腫瘍、
その次に多いのが卵子のもとである胚細胞ががんになる卵巣胚細胞腫瘍。

卵巣がんは40代以降の女性に多いが、20代でも発症する。
原因は不明であるが、食生活が欧米化してきた過程と卵巣がんの増加傾向が一致している=動物性脂肪やたんぱく質の摂取の増加と関連がある。
出産の経験がない人、最初の妊娠が35歳以降の人、未婚の女性などは、リスクが高い=排卵の回数が多いため
ピルを使用するなど、排卵回数が少ない人は、リスクは低い。

遺伝との関係もあり、卵巣がんの10%は遺伝性
卵巣がんになった人が、1~2等身にいる人は、そうでない人にくらべて3~4倍卵巣がんになりやすい。
70歳までに卵巣がんになる確率は50%

卵巣癌の初期では自覚症状がない=卵巣がんの特徴
体の異変を感じるのは、かなりガンが進行してからである。
①下腹部に圧迫感がある。
②ふれるとしこりを感じる。
③腫瘍で膀胱が圧迫されて頻尿になる。
④胸水がたまって息切れをする。
などの症状があらわれるようになる。

卵巣は、体の奥にあるため、細胞や組織を摂取して検査することが難しく、確実に診断するためには手術して、直接、腫瘍を取り出して検査する。
通常は、超音波検査やMRI検査であるが、これらの検査では、あくまで推定診断しかできない。腫瘍マーカーも判定の参考にはなるが、これも早期発見は難しい。

卵巣がんであることが確定したら、摘出手術を行う。
摘出する部位、部分、全摘するかは、進行状態や年齢、妊娠、出産の希望の有無などによって決める。
20代、30代でこれから妊娠、出産を希望する場合は、腫瘍部分だけを切除して抗がん剤などの化学療法を併用する。
ガンのある卵巣だけを摘出し、もうひとつを残すこともできる。

閉経が近い女性の場合ーリスクをできるだけ回避するために両方の卵巣を摘出する=場合によっては、子宮も同時に摘出することもある。

卵巣がんのステージ分類

 1期…ガンが卵巣だけにとどまっている
 2期…卵巣の周囲の子宮や膀胱などの腹膜に転移がみられる。
 3期…上腹部にも転移している。
 4期…膣腔外に転移している、あるいは肝臓に転移している。

ステージごとの5年生存率は、1期が90%、2期70%、3期30%、4期10%となる。
卵巣癌は、発見が難しいだけに定期検診は重要=最低年に1回、できれば半年に1回、検診を受ける。

卵巣癌は、妊娠・出産と深く関わっている病気なので、あなたのライフスタイルを医師に明確に告げ、それに沿うよう治療法を選択する。