「貧血」は、血液中の赤血球や赤血球によるヘモグロビンが減少する状態、自覚症状が全くなく、健康診断、血液検査で「貧血」とわかる人もいます。
貧血には、①「鉄欠乏性貧血」②「再生不良性貧血」③「悪性貧血」④「溶血性貧血」などがありますが、一般的な「貧血」は、鉄欠乏性貧血です。
「鉄欠乏性貧血」は、ヘモグロビンが少量しか作られなくなり、身体が酸素不足の状態になります。
立ちくらみ、めまい、頭重、頭痛、耳鳴り、顔色が悪い、肩こり、動機、息切れなどです。
出血や、食生活における鉄不足、出産に伴う鉄不足、激しいスポーツなどが考えられます。
①体力が衰えていて疲れやすく、食欲不振のある人には、四君子湯(しくんしとう)を用います。
②食欲がなく、顔色が悪い人には、六君子湯(りっくんしとう)を用います。
③さらに、精神不安、精神疲労のある人には、加味帰脾湯(かみきひとう)を用います。
④手足が冷え、全身倦怠感があり、食欲のない人には、人参養栄湯(にんじんようえいとう)を用います。
⑤女性の貧血で、月経過多(生理が多い)の人には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を用います。
⑥顔色が悪く、重度の貧血には、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)を用います。
しかし、上記、漢方薬を、30日間服用しても、効果のない人には、調合漢方薬をお勧めします。
貧血の治療に、漢方薬は非常に効果的ですが、重度の「貧血」には、漢方薬と鉄剤を併用する方法もあります。
鉄剤を、服用して直接鉄分を補う方法です。
また、生活習慣にも注意し、食生活を変えていきます。
まず、大豆・レバー・ひじきなどの鉄分の豊富な食品を積極的にとるようにします。
無理なダイエットや不規則な食生活も改善します。
また、鉄分だけでなく鉄分を吸収しやすいタンパク質やビタミンCなどをバランスよく食事に取り入れます。
日ごろから運動を心がけヘモグロビンを作りやすい体にすることも大切です。
でも、生活習慣が、仕事とか家庭内環境で、なかなか変えられない人には、副作用のない東洋医学(漢方薬・鍼灸・ツボ療法)をお勧めします。
東洋医学は、貧血(鉄欠乏性貧血)に、特に有効です。
上記、漢方薬を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。
大山漢方堂薬局に、一度、お電話ください。
0283-22-1574(大山漢方で、イゴ・不安・ナシ)