滋陰降火湯(じいんこうかとう)

滋陰降火湯(じいんこうかとう)

お年寄りの咳によい漢方薬! 襲廷賢著『万病回春』

大山漢方堂薬局 厳選漢方薬 「滋陰降火湯(じいんこうかとう)煎じ薬・エキス剤」は、のどにうるおいがなく痰の出なくて咳き込むもの、夜間の頑固な咳に効果的な漢方薬です!
お年寄りのつらい咳によい漢方薬です! 
まずは、1か月のご服用をお勧め致します。

陰虚火動にて、発熱、咳嗽、吐痰、喘急、盗汗、口乾を治す。
この方六味丸を与えて相かねてこれを服す。
大いに虚労を補う神効あり。(虚労門)

腹候

腹力中等度よりやや軟。

気血水

気血水いずれとも関わる。

六病位

少陽病。

脈・舌

舌質紅、乾燥、舌苔は少。脈、細数。

口訣

皮膚が浅黒い、大便秘結、または硬、乾性ラ音の咳嗽によい。(矢数有道)
陰虚火動の主薬なり。(『当荘庵家方口解』、北尾春甫、1659-1741)

適応病名・病態 病名・病態 効能・効果

のどにうるおいがなく痰の出なくて咳き込むもの。

特徴

夜間の頑固な咳に本方の適応がある。
特徴は、陰虚の存在である。
応用にドライマウス、シェ―グレン症候群などがある。
陰虚=血や水などの津液の不足。

漢方的適応病態

肺腎陰虚。すなわち、乾咳、少痰あるいは粘痰、咽のかわき、痰に血がまじる、呼吸促迫などの肺陰虚の諸候と、ほてり、のぼせ、ふらつき、腰や膝に力がない、寝汗などの陰虚火旺の症候を伴うもの。
舌質は紅、乾燥、舌苔は少。脈細数。

構成生薬

蒼朮3、地黄2.5、芍薬2.5、陳皮2.5、天門冬2.5、当帰2.5、麦門冬2.5、黄柏1.5、甘草1.5、知母1.5。(単位g)

中医学

滋補肺腎・清熱(滋陰清熱・止咳化痰)。

効果増強

麦門冬湯を合方する。
柴朴湯や清肺湯を兼用する。

漢方湯剤の使用経験

矢数道明著『臨床応用漢方処方解説』
肺結核・腎盂炎などの消耗性高熱時。
増殖型肺結核、乾性肋膜炎、急性・慢性気管支炎、
急性・慢性腎盂炎、糖尿病、腎臓結核、淋疾など。
瀧野一雄編著『改訂新版漢方処方集』
急性気管支炎、糖尿病、性的神経衰弱、膀胱尿道炎。
桑木崇秀著『新版漢方診療ハンドブック』
慢性気管支炎、肺結核
(熱、咳、痰がいつまでもとれず、顔色は浅黒く、皮膚乾燥性の傾向)

『臨床応用漢方処方解説』(矢数道明著)

矢数有道先生の使用経験
「二十六歳の婦人。肋膜炎、肺尖カタルの既往歴がある。
約一カ月前急性腎盂炎にて入院加療し、退院後微熱がとれない。
わずかに悪寒があり、小便はやや白濁、大便は秘結、小柴胡湯・柴苓湯いずれも効がない。
小柴胡湯は肝胆の瀉火剤である。
肝腎の瀉火剤を考えて滋陰降火湯を与えてみた。
すると効果顕著で翌日から平熱となり、小便白濁もとれ、月余の服薬で、腎盂炎も、肺尖カタルも、肋膜炎の方もすっかりよくなった。
(矢数有道、漢方と漠薬 五巻八号)

応用

方名の[陰を滋し、火を降す」というのは泌尿器あるいは呼吸器における高熱疾患のため、津液枯燥した場合で、腎水の欠乏を滋潤し胸部の熱を清解する意味である。
多く肺結核、腎盂炎等の消耗性高熱時に用いられる。
即ち本方は増殖性肺赫々、乾性肋膜炎、急性・慢性気管支炎、急性・慢性腎盂炎、糖尿病、腎臓結核、淋疾等に応用される。但し現在では抗生物質の併用が望ましい。

「応用」 急性気管支炎、糖尿病、性的神経衰弱、膀胱尿道炎

販売価格

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上記、滋陰降火湯(じいんこうかとう)を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。

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