子宮は可動性に富んだ臓器であるが、可動範囲を超えて移動した状態にあるものを位置異常といい子宮後屈と子宮下垂がその代表。
子宮体部が後方に屈曲した状態で、子宮を支える靭帯、骨盤底筋の発育不全や損傷によるものと、子宮と周辺臓器との癒着によって生じるものの2つのタイプがある。
十分な可動性が保たれている場合は問題なし、癒着で可動性が失われた場合が問題となる
=月経痛や腰痛などの症状が強く現われ不妊や流産の原因になる
→重度の場合は、手術による癒着の剥離が必要。→軽度の場合は、鍼灸治療、漢方薬の服用可
子宮を支える靭帯や骨盤底筋群が緩み、子宮が下降した状態。
膣の入り口を越えて膣外に出ると子宮脱となる。(鍼灸治療効果大◎)
多くは加齢に伴うものである。
お産によって一時的になる人もいる=その場合、鍼灸治療と漢方薬、産褥体操をきちんと行えば治る。(副作用のない漢方薬・鍼灸治療効果大◎