乳腺炎

乳腺炎

乳腺炎=授乳中に、乳腺が炎症をおこす病気

乳腺炎の特徴

乳腺症と乳腺炎は、全く違う病状である。
乳腺症はホルモンの分泌異常に由来する。乳腺炎は乳腺が炎症を起こしている病気。
①乳房がかたくはれて痛む。
②熱を持っている。
③血液の混じった分泌物がでる。

乳腺炎は授乳中に起こる。

授乳中に起こる乳腺炎

①おっぱいがきちんと排出されず、乳腺内にたまって炎症が起こる。
おっぱいは作られているのに乳管が充分に開通していないため炎症が起こる。
赤ちゃんが上手におっぱいを吸えないため、たまってしまい炎症が起こる。
乳腺炎は、はれて熱を持ち、さわると痛む。

②乳首や乳輪に傷ができて、その傷口からブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が侵入して炎症が起こる。
赤ちゃんがおっぱいを吸うときに、乳首や乳輪を傷つけて細菌が侵入して炎症が起こる。
おっぱいがうまく出ない痛みより激しく痛み、バストが赤くはれる、熱を出す、炎症が進むと、乳首から血の混じったおっぱいを出す。

授乳中でないのに、バストがはれ、痛みが出る=慢性乳腺炎

慢性乳腺炎の原因は、細菌感染による=赤くはれて、痛みをともなう。

治療法

おっぱいが出ないことで炎症を起こしている場合=なにより、まず、おっぱいを出すことを考える。

温湿布で温めたり、乳房マッサージをしてもらう。 搾乳器を使っておっぱいをためないようにする。
細菌感染している場合は、まず冷やすこと。

熱をともなう場合は、抗生物質を1~2週間服用する=抗生物質を飲む場合は、赤ちゃんへの影響について説明を受ける。

授乳中 = 授乳中の乳腺炎

乳首が陥没していると、赤ちゃんがうまく吸いつけない(母乳をうまく飲めない)
乳首が陥没している人は、妊娠中(出産前)に、マッサージ師やマッサージ器具などを使って、あらかじめ引き出しておく。
授乳中の感染による乳腺炎の治療では、抗生物質を飲む場合は、赤ちゃんへの影響について説明を受けておく。

調合漢方薬服用可→鍼灸マッサージ治療可。

母乳(おっぱい)が出なくて乳腺炎を起こしている場合=マッサージ師にお願いして、まず、母乳を出す。

慢性乳腺炎で抗生物質を処方してもらう場合は、妊娠の可能性に注意する。 → 調合漢方薬服用可→鍼灸マッサージ治療可。

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