脳下垂体から分泌されるホルモン

脳下垂体から分泌されるホルモン

女性の機能に重要なホルモンの働き

女性の体は、一生を通してホルモンに左右される。
そのホルモンの作用を知ることは賢明なことです。

ホルモンに左右される女性の一生

女性の一生は、ホルモンによって支配されているといってもいいほど、ホルモンの作用に強く影響されます。
体のなかには、多くの内分泌腺があります。ここから分泌されるホルモンは血液のなかに入り、新陳代謝のバランスを調節することによって、発育や生殖機能に大きな影響をもたらしています。
分泌されるホルモンは微量ですが、多かったり少なかったりすると、からだに異常がおこります。

からだはホルモンに支配されている

黄体形成ホルモン 卵胞刺激ホルモン (性腺刺激ホルモン) 子宮
副腎皮質刺激ホルモン 腎臓
甲状腺刺激ホルモン 甲状腺
乳汁分泌促進ホルモン
抗利尿ホルモン 腎臓
子宮収縮ホルモン 子宮
成長ホルモン 全身へ
メラニン細胞刺激ホルモン 全身へ

視床下部と脳下垂体のしくみ

脳下垂体はからだのなかのホルモンをコントロールするところです。
分泌されるホルモンの量は、多くても少なくてもからだに異常をおこしてしまいます。
そこで、ホルモンのコントロールタワーが活躍しているのです。
そして、女性のからだを支配しているのですから、ホルモンのバランスのチェックは欠かさないことです。

ホルモンをコントロールする

脳下垂体は脳の中心部にあり、トルコ鞍という骨のくぼみに突出している、0.5グラムほどの小さい分泌腺です。
そして、前葉・中葉・後葉の3つに分かれていて、たくさんタンパク性のホルモンを分泌しています。
とくに前葉からは、末梢内分泌腺におけるホルモンの産出、およびその放出を刺激するホルモンが分泌されています。
こうした意味から、脳下垂体はかつては末梢内分泌腺を動かすモーターだといわれていました。
しかし、最近の研究によって、脳下垂体の機能が、さらに上位の脳、とくに間脳の一部である、視床下部によって支配され、調節されていることがわかってきました。

 

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