発熱汗が出て、悪感がし、身体痛み、頭痛、吐き気のあるものの次の諸症:
感冒・流感・肺炎・肺結核などの熱性疾患、胃かいよう・十二指腸かいよう・胆のう炎・胆石・肝機能障害・すい臓炎などの心下部緊張疼痛
サイコ、ハンゲ、オウゴン、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、タイソウ、ニンジン、ショウキョウ
「胆道ディスキネジー」と診断されている、38歳、女性Uさん。
Uさんは、20歳のころから右のろっ骨の下部から右脇の下、背中にかけて月に一回程度痛みが出ます。
いったん症状が出ると一週間ほど続くといいます。
一年前に大学病院で「胆道ディスキネジー」と診断され、治療を続けたが「よくならない」と、漢方を希望して来ました。
通常、右のろっ骨の一番下の部分や、脇の下から背中にかけて重苦しかったり、痛みの症状があると胆石や胆のう炎が疑われます。
しかし、超音波検査をしても異常が認められない場合、「胆道ディスキネジー」という病気が考えられます。
自覚症状と腹部の状態から柴胡桂枝湯を調合し、服用してもらいました。
服用して、二週間の間は、一度だけ痛みが出たということでしたが、その後も、柴胡桂枝湯を調合し、服用を続けてもらいました。
3ヶ月の服用で、全く痛みが出なくなったということです。
柴故桂枝湯は、胸腹部に急に来る痛みによく用いられ、慢性の痛みにも応用されます。
ことに上腹部の痛みに使われますが下腹部の痛みにも応用できます。
この例のように、ろっ骨の一番下の部分に抵抗感があり、圧迫すると苦しく感じる場合を胸脇苦満と呼んで、柴胡の入った漢方薬を調合します。
柴故桂枝湯は、さら腹直筋が緊張している場合にもよく用いられます。
柴故桂枝湯は応用範囲の極めて広い漢方薬の一つで、消化器疾患のみならず、呼吸器疾患、精神神経疾患など、ことにストレスによるものによいです。
この病気は自律神系や、消化管ホルモン失調からの胆道の運動障害を起こしたもので、西洋医学的治療ではよくならない例が少なくありません。
このような患者さんは、どうぞ積極的に漢方薬をご服用ください。
胸腹部の痛みに効く漢方薬として、柴胡桂枝湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!
上記、柴胡桂枝湯を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。
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