つわり・妊娠悪阻と東洋医学(鍼灸、漢方薬)

つわり・妊娠悪阻と東洋医学(鍼灸、漢方薬)

つわり・妊娠悪阻

つわりは、妊娠5~6週頃から感じる吐き気や食欲不振、頭痛、悪心などの症状を指します。
特に重症のつわりは、妊娠悪阻と呼ばれます。

つわりや妊娠悪阻はかなり個人差があり、ほとんど症状が現れない人もいます。
つわりがおこった場合も、通常は10週目頃までにピークとなり、それ以降は軽快・消失します。
つわりや妊娠悪阻の西洋医学的な原因ははっきりわかっていませんが、東洋医学では、主に「水」や「血」のバランスの乱れによっておこると考えます。
つまり、「水」や「血」を、是正する治療をすればよいわけです。

大山漢方堂薬局、大山鍼灸院は、これで優れた治療効果を得ています。

吐き気も、東洋医学(漢方薬・鍼灸)で軽快します。

たとえば、

(1)「虚証~中間証」で、胃の方から突き上げてくるような吐き気がある場合は小半夏加茯苓湯が効果的です。
(2)「中間証」で、尿の出が悪く、頭痛や口渇があり、水を飲むとすぐ吐いてしまうような場合は五苓散が用いられます。
(3)「虚証」の場合は、
胃腸虚弱で、口中に薄い唾液がたまりやすければ人参湯、汗をかきやすく、軽い吐き気があれば桂枝人参湯などを用います。

つわり・妊娠悪阻に効果的な漢方薬

①虚~中間証で、尿量減少・水を飲むとすぐ吐く・口渇・頭痛があれば、五苓散・二陳湯が効果的です。
②虚~中間証で、腹部から突き上げるような吐き気があれば、小半夏加茯苓湯が効果的です。
③虚証で、胃腸虚弱・口中に薄い唾液がたまりやすい場合は、人参湯が効果的です。
④虚証で、多汗・軽い吐き気・頭痛があれば、桂枝人参湯が効果的です。
⑤虚証で、激しい嘔吐・みぞおちの抵抗感と圧痛があれば、半夏瀉心湯・乾姜人参半夏丸が効果的です。

漢方専門 大山漢方堂薬局では、あなたの体力、症状にあわせて、最も適切な漢方薬を調合いたします。
どうぞ、お気軽にご相談ください。

つわりに効果的な鍼灸治療の実際

妊娠2~4ヶ月目ごろ、妊娠にともなう生理的な反応として起こる症状です。
気分がすぐれず、吐き気、嘔吐、食欲不振などを訴えるケースが最も多いようですが、人によっては食べ物の好みが変化したと感じたり、それがつわりだとはまったく感じないほど軽いこともあります。
健康的に妊娠が持続できるよう、全身の機能の調整をはかることを目的として治療を行います。
背中の肝兪、胃兪、脾兪の指圧は、胃腸の機能を整えるので、嘔吐や食欲不振に効果があります。
のどの気舎、天鼎、首の後ろの天柱などを指圧すると、こみあげる吐き気もしずまります。
腹部の中完とその周辺の各ツボも胃腸の機能を整えます。
強い刺激を避け、やさしく指圧するとよいです。
足のツボも全身の調整をはかるので、よくもみ、指圧します。

(1)天柱(首の後ろの髪の生えぎわにある、2本の太い筋肉の外側のくぼみにあります)

このツボは、妊娠初期によくみられるだるさと気分の不快感をとる効果があります。
患者さんの頭を後ろから両手で包み込むようにし、親指でこねるようにツボをもみ押す。
よくもみほぐすと、妊娠初期特有のだるさと期分の不快感がやわらぎます。
こみあげてくる吐き気には、首の天鼎、のどの気舎のツボ療法、指圧をするとよい。

(2)胃兪(背中の中央からやや下で、背骨(第12胸椎)をはさんだ両側にあります)

このツボは、背中の緊張をほぐし胃の痛みと重苦しさをやわらげる効果があります。
うつぶせに寝た患者さんの背中に両手のひらをつき、左右のツボを親指で同時にやや力をこめて押す。
これによって背中の緊張がほぐれ、胃の機能が整えられるので、食欲不振が回復に向かいます。

(3)中完(腹部の中心線上で、みぞおちとおへその中間にあります)

このツボは、軽いマッサージと併用して健康な食欲を取り戻す効果があります。
消化機能を整えるのに大切なツボです。
あお向けに寝た患者さんの腹部に指先をそろえて両手を重ねる。
患者が息を吐くのに合わせて軽く押さえる。
続けて腹部マッサージへとなめらかに移る。
消化機能を整え、健康な食欲を呼び戻すのに効果的です。

 

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