卵巣腫瘍=繊細な臓器なので病状もさまざまある=「卵巣のう腫」や「卵巣チョコレート膿腫」も卵巣腫瘍の一種。
①下腹部に膨れた感じがある。
②腰痛がある。
③下腹部に激しい痛みを感じる。
①卵巣のう腫のように袋の中に液体状のものがたまる
②硬いこぶのようなものができる=「充実性腫瘍」=良性、中間型、悪性に分かれる。
充実性腫瘍は、卵巣腫瘍の1割程度で、残りの90%は卵巣膿腫。
充実性腫瘍
①良性=繊維腫、莢膜細胞腫、類副腎腫、②中間型では男化腫瘍、顆粒膜細胞腫、未分化胚細胞腫、③悪性では卵巣がん、肉腫、繊毛上皮腫などが代表的な病気。
良性卵巣腫瘍 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能→効果大
①卵巣繊維腫=更年期以降の女性に多くみられる=腫瘍はゆるやかに大きくなっていく=70%くらいで胸水が発生する=マイグス症候群=繊維腫を取り除けば胸水もなくなる。
②莢膜細胞腫=30代から更年期以降の女性に多くみられる=腫瘍から卵胞ホルモンが分泌される=そのため閉経後でも不正出血があったりする=胸水や腹水がみられる。
③類副腎腫=30代の女性に多い=副腎皮質の組織が、卵巣のなかに入り込んでしまう=腫瘍からは男性ホルモン(アムドロジェン)が分泌される=体に男性化現象が起こる
=生理不順、声が低くなる、多毛、クリトリスの肥大、不妊=女性の特徴が失われていく=腫瘍を切除すれば男性化現象もなくなる。
この3つの腫瘍は良性なので、適切な治療を受ければ完治する。
中間型卵巣腫瘍 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
①男化腫瘍=文字通り、腫瘍から男性ホルモンが分泌され、男性的になっていく病気。
成熟期前半の女性に多く、2割くらいは悪性腫瘍の場合がある。
②顆粒膜細胞腫=幅広い年代の女性にみられ、腫瘍からは卵胞ホルモンが分泌される。
低年齢でこの腫瘍ができると、初経の時期が早まったり、乳房が膨らんでくるなどの現象がおこる。
ごくまれに、この腫瘍のために幼稚園児に生理がはじまったというケースもある。
成熟期の女性では、不正出血があり、閉経後の女性も出血することがある。
③未分化胚細胞腫=若い女性に多く、8割くらいは20代前半の女性に起こる=卵巣の発育が悪い女性に起こりやすくい
=腫瘍はどんどん大きくなっていき、悪性化する可能性も高い。
悪性卵巣腫瘍 → 調合漢方薬服用可能
①卵巣がん 治療法=腫瘍の種類、進行状態(大きさ)、腫瘍の位置などによって変わる。
病状が進み、腫瘍が大きくなっている場合は外科手術になる。
卵巣腫瘍の場合は、良性腫瘍と悪性腫瘍に分けて考える
良性腫瘍の「卵巣膿腫」は、手術前に、悪性腫瘍(ガン癌)でないことを100%確認できないため開腹手術になる場合が多い。
卵巣膿腫より充実性腫瘍のほうが悪性である可能性が高い。