男性の不妊症と漢方薬

男性の不妊症と漢方薬

漢方においての診断

男性型の不妊症の方は、漢方の診断では多くの場合『腎虚・じんきょ』という体質に分類されるケースが多いものです。
ここでいう『腎・じん』とは腎臓そのものの事でなく、大きく泌尿器系、免疫系、生殖系などの機能を含んだ漢方の概念で、人体を構成するとされる五つの要素(肝・心・脾・肺・腎)五臓というものの一つです。腎臓病とは関係ありません。

腎の働きが低下している腎虚は、大袈裟に言えば生命力そのものが低下しているという状態で、本来は老化の一環として起こってくる事が多い症候です。
しかし生活の不摂生や病気による体力低下、ストレスによる慢性的な精神疲労などが原因で、現代では若年層にもよく見かけられるようになりました。
ひょっとすると環境ホルモンの影響もあるのかもれません。

処方する漢方薬

改善する具体的な漢方薬の処方としては、「補腎剤」といわれる腎を補う作用のものが中心になります。
八味地黄丸、六味地黄丸などが有名です。
これらの漢方には生殖力を高める作用以外にも、体力を回復させたり免疫力を高めたりする効果も期待できます。
ただし胃腸虚弱などで体質に合わないと、胃もたれや下痢などの副作用をおこす事もよくあるので、最初は合うものを漢方の専門家に選んでもらいましょう。
その他にも処方が多種類あるので、どんな方でも体質に合うものを探す事が可能です。腎虚以外にも不妊症につながる体質は色々あります。
胃腸が弱い等の虚弱体質のタイプ、暴飲暴食などによる内臓の疲労が溜っている生活習慣病のタイプ、ストレスが大きな原因となっている自律神経失調気味のタイプ、などがよく見かけられるものですが、それぞれに処方が違います。

男性不妊症ではいくつかの要素が絡んでおきているケースも多いので、詳しい経過と体質を漢方専門家に聞いてもらって処方を選ぶ事が大切です。

最後に

男性型の不妊症は、適切な漢方薬の服用で大きな成果が期待できる疾患のひとつです。
今まで使った事のない方は、是非使用をおすすめしたいと思います。尚、精力減退やインポテンツに関しても漢方は有効です。

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