子宮頸管の粘膜の一部が膣の方向に垂れ下がったもの。
粘膜が突出してこぶ状になっている状態をポリープという。子宮体部の粘膜にできるものもある。
どの年齢層にも発生するが、40~50才に多くみられる、症状がまったくないものも多い。
おりものが増えたり、不正出血、性交時の接触出血が起こることもある。
子宮体部の内膜に細菌が感染して炎症が起こる病気
注意)名前が似ているので間違いやすいが、子宮内膜症とは別の病気。
初期は、おりものの増加、下腹部痛、性交時に少量の出血がみられる。
症状が進むと、下腹部の痛みが激しくなる、発熱や腰痛が現れる、血や膿の混じったおりもの、不正出血がある。
膣から大腸菌やブドウ球菌などが侵入し、膣炎→子宮頚管炎→子宮内膜炎という順で炎症が広がっていく。
さらに卵管炎、骨盤腹膜炎と引き続いて起こることもある。
タンポンやコンドームの出し忘れが原因で起こる場合もある。性感染症などがきっかけになる。
内診で子宮の腫れ具合などをみる。(膣内に挿入した手と腹部に置いた手で触診する)
子宮頸管の分泌物と血液検査によって、炎症の原因となる菌をつきとめる。
抗生物質、炎症を鎮める消炎剤を投与する。治療期間は2週間から1カ月くらいかかる。