肝臓の悪い人によい漢方薬

肝臓の悪い人によい漢方薬

六君子湯

効能・効果

胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:
胃炎、胃下垂、消化不良、胃痛、おう吐

組成(含まれる生薬)

ソウジュツ、ニンジン、ハンゲ、ブクリョウ、タイソウ、チンピ、カンゾウ、ショウキョウ

お客様の症例

肝硬変の症状で悩んでいた60歳、女性Tさん。

Tさんは「だるさがひどく、ほとんど横になっているばかりで、家事もできないほどつらい」と言うことです。
ある大学病院の腹腔鏡・肝生検で肝硬変と診断され、いろいろな治療をしましたが、「自覚症状が改善しない」と、漢方を頼られました。

食欲がなく、胃がもたれると言います。おなかは、力がなく弱い感じです。
クモ状の血管腫や手のひらに紅斑があり、誰がみても肝硬変を疑わせる状態でした。

疲れやすい、だるいという症状が強い場合には、一般的に補中益気湯という漢方薬を調合します。
しかし、この女性の場合、食欲不振や胃のもたれがありました。
まず、第一に、こちらの症状をよくすることを考えて、六君子湯という、漢方薬を調合しました。

 二週間の服用で、胃の症状の改善ばかりでなく、だるさが取れ家事ができるようになった。とのことです。
「バス停から歩いてここまで来ることができました、疲れも感じません」と、表情も明るく話してくれました。
この患者さんは、その後も六君子湯を続けて服用しています。

六君子湯は、いわゆる慢性胃炎に多く用いられる代表的な漢方薬です。
しかし、慢性胃炎以外でも、特に胃のもたれ、食欲不振を訴える、いろいろな病気に応用が可能なのです。
漢方の世界で、肝硬変の患者さんには、まず、小柴胡湯が一番使われてきました。
しかし、この患者さんのような場合、まず、自覚症状の改善から取り組むことが第一だと考えます。
この立場から、現在では、小柴胡湯以外にも多くの漢方薬が、こうした考え方で使われ、効果を上げています。

激しいだるさに効く漢方薬として、六君子湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
漢方薬に、お迷いの場合は、お気軽に、大山漢方堂薬局に、お電話ください!

上記、六君子湯を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。

大山漢方堂薬局に、一度、お電話ください。
0283-22-1574(大山漢方で、イゴ・不安・ナシ)

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医学博士 大山博行

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