腸内フローラ(3)

腸内フローラ(3)

腸内細菌と、人間の生活

腸内フローラのバランスを整えることで、肥満、がん、糖尿病、認知症や、うつなどの精神疾患を治癒し、老化防止にも効果があることがわかってきた。

腸内細菌の作りだす成分はシワを減少し、糖尿病にかかわるインスリンの分泌を促すとの実験結果がある。
また、がんを予防する腸内細菌が発見されるなど、多岐にわたり腸内細菌に着目した研究が研究が進行中。

便移植といって、健康な人の便から抽出した腸内細菌を患者に注入する治療も、世界で実績を上げている。
肥満患者に痩せた人の便を移植して減量に成功したり、難病の腸の感染症が正常な人の腸内細菌で治癒するケースもある。
日本でも一部の大学病院で臨床試験が始まっている。

さらに、乳酸菌を摂ると精神上の不安感が少なくなることも実証されつつある。
精神科医療は薬物治療が主流でしたが、腸内細菌を整える方法が今後期待される。
つまり、腸内細菌が変わることで体質も性格も変わる。
詳しく組成や比率調べることで、あらゆる病気の治療や予防に新しい可能性をもたらすと期待できる。

なぜうんちで腸内フローラの状態がわかるのか?

腸内細菌の寿命は、たった1日で、健康なうんちの8割は水分、残りの2割のうち、3分の1がその日に働いた腸内細菌の死骸。
腸内細菌や小腸の粘膜は、日々入れ替わります。
腸内フローラをきれいに咲かせるには、毎日の食生活を改善するなど、継続が鍵!!

役目を終えた腸内細菌は腸粘膜とともに便として体外へ排出される。
その量は、腸内細菌の量に比例する。
現代の日本人の便は戦前の3分の1の量に減少しているが、相対的にみて、日本人の腸内細菌も減っていると考えられる。

これが、アトピーや花粉症などの免疫疾患が増えている原因の一つと考えられる。

よい腸内フローラを作る

腸内フローラの組成は、1歳までに決まってしまう。
母親の胎内では無菌状態の赤ちゃんも、外界に出てからは次々と細菌にさらされてしまう。
とくに触れる機会の多い親の常在菌などを受け継ぐ形で、生後1年の間に、どんな腸内細菌を持つかという組成が決まってしまう。
これは終生変わることがなく、環境から取り込む菌により親子でも異なるため、腸内フローラは指紋のようにその人固有のものになる。
つまり、1歳までに多くの菌と出会うことが、フローラの種類を増やす秘訣になる。
あまり神経質に除菌ばかりして育てていては、腸内細菌の種類が少ない人生になってしまうかもしれない。

ただ、組成は変わらなくても、数を、意識的に増やすことはできる。
腸内フローラのバランスがよいのは、腸内細菌の量が多くて、善玉菌が優位な状態になる。
腸内細菌の割合と数は、その後の努力しだいで変えられる。
食物繊維や乳酸菌を積極的に増やすように日々心がけてください。

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