ピック病

ピック病

ピック病とは

大脳の側頭葉と前頭葉が主として萎縮し神経細胞が脱落する疾患。初老期(40~50歳代)にはじまる慢性進行型疾患。
アルツハイマー病よりもさらにまれな病気。 かつて初老期痴呆といわれていたものには、アルツハイマー病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコブ病の三つがありました。
このうちアルツハイマー病は、今日ではアルツハイマー型老年痴呆の早期発症型とみなされ、クロイツフェルト・ヤコブ病は、特殊な感染症と考えられる。

ピック病の症状

社会習慣への無関心や対人交流の無視、他人にふざけるような対応、徘徊、同じ文節の繰り返しや失語

似ている病気

アルツハイマー病の早期発症型、遅い発病の精神分裂病、心因反応

発病

ピック病の原因は今日なお不明。 
初老期になって徐々に日常生活が乱れてくることにより発見される。
理解しがたい行動がみられるようになる。例えば、社会的習慣を無視した不作法な行動をし、それを注意されてもケロリとしている、店の品物を人のいる前で平気で自分の鞄に入れる、道に落ちている石ころを拾ってきて部屋に並べるなど、意味のわからない行動がみられる。

また、人を嫌って避け、問いかけにもまったく無口で答えようとしなかったり、反対に人なつこく誰にでも話しかけたりします。
ニコニコして相手をからかうような言葉をかけたりする状態もあります。
無意味に同じ動作を何度も繰り返したり、同じ文節を繰り返して発言することもあります。
記憶や知能も次第におかされます。 
身体的には最後まで元気で過ごしているのがふつうです。

現代医学の治療法

ピック病の根治的治療法は、今日なおありません。
精神症状に対して、必要に応じて向精神薬を用いて、少しでも生活能力を保てるよう努力する。