天然メシマコブ 「いま、蘇る伝説のキノコ 」 (4)

天然メシマコブ 「いま、蘇る伝説のキノコ 」 (4)

ガンの転移抑制の可能性も示唆 C型肝炎、糖尿病にも有効

対照群には腫瘍細胞が生着

アポトーシス誘導活性とともに、最近、明らかになりつつあるのが、転移抑制の可能性である。
これは、予め免疫機能を低下させておいたマウスを用い、反復経口投与した天然メシマコブ・エキスが、腹腔内投与(移植)したマウス腫瘍細胞の生着にどのように影響するかを観察したもので、その結果、何もしないマウス(対照群)は、事前に天然メシマコブ・エキスを投与したマウス(投与群)に比べて、消化管の重さが9.38gで1.4倍ほど重く、体重に占める割合も35%と、かなり高くなっていた。
また、肉眼的には、対照群では消化管内部に多量の腫瘍の生着が見られた。
しかし、投与群では、個体差はあるものの腫瘍細胞の生着は見られなかった。これは、転移抑制の可能性を示唆するものである。以上は天然メシマコブの研究によって初めて発見された事実で、今後のさらなる研究が期待される。

ガン細胞の増殖を阻止

天然メシマコブについて、新たにいろいろな事実が明らかになりつつあるが、ここでこれまでにわかった効能をまとめてみよう。
天然メシマコブには、免疫細胞の働きを強化し、その力で間接的にガン細胞の増殖を阻止する作用がある。
その他にも、直接ガン細胞を殺す働きがあることも、最近の研究で明らかになっている。
マクロファージの活性化、B細胞の抗体生産能力、NK細胞の活性化などの報告がある。
以上の点から、人体に次のような好影響が期待できる。

・ガンの増殖を阻止することができる。
・抗ガン剤と併用することで抗ガン効果を著しく増強させる(化学療法にも貢献)。
・抗ガン剤との併用で副作用を軽減することができる(10分の1程度まで軽減)。
・ガン特有の疼痛や食欲不振、体重減少などの諸症状を緩和し、QOL(生活の質)に高い延命を可能にする。
・細胞毒性がないため、身体に悪影響を及ぼすことがない(長期間服用しても安全)。
・予防効果、転移抑制l効果がある。
・ガン細胞はもとより、外部から侵入した抗原をシャットアウトするため、感染症などの予防につながる。
・生活習慣病など、免疫力の低下で起こるさまざまな病気の予防・改善につながる可能性が高い。

このような特典が数えられるが、それでは実際にメシマコブをガンの予防や治療に、どのように用いたらいいのだろうか。
天然メシマコブの上手な用い方を次に述べよう。

QOL対策にも

ガンの予防

高齢者はガンに罹る危険性が高いので、日頃から天然メシマコブを用いることにより、体内に発生しているガン細胞を自殺させ、ガン化を予防することができる。
しかも副作用が認められていないので、長期にわたり、安心して用いることができる。

早期ガン対策

ガン検診の進歩とともに、ガンも早期に発見できるようになり、治癒率も向上しているが、患者の不安は計り知れないほど大きい。
天然メシマコブは、そのような人でも長期にわたって用いることが可能で、ガンへの不安を大幅に取り除くことが期待できる。

手術後の対策

手術によって大きなガンを切除しても、転移した小さなガンを見つけることは難しい。
天然メシマコブは、そうした転移した小さなガン細胞を自殺させて、転移や再発の防止に力を発揮することが期待される。

抗ガン剤対策

動物実験などのデータでは、抗ガン剤の効果を高めるとともに、副作用を軽減する働きがあるとされているので、化学療法を受けながら天然メシマコブを用いることも有効であると考えられる。

末期ガン対策

末期ガンのような状態でも、腫瘍が縮小したり、消失するようなケースも稀に見られるが、確実にガンが治せるという臨床データは集まっていないので、今後、より多くの観察が必要である。

QOL対策

末期がんに対して天然メシマコブが最も期待されているのは、延命効果である。
ガン治療においては、ガン特有の痛みや吐き気、倦怠などの苦痛を取り除き、日常生活における良好な状態を長く保てるようにすることが大切である。
このようなガン患者のQOL(生活の質)を向上させるという面でも、天然メシマコブは大きな可能性を持っている。

C型肝炎、糖尿病にも有効

天然メシマコブが有する免疫力の増強作用は、ガン以外のさまざまな病気の改善につながる可能性を持っている。
例えば、C型肝炎などウイルス性の慢性肝炎もその一つであり、動物実験で血糖値を下げる働きが認められていることから、糖尿病の治療にも有効であると考えられる。

韓国ではメシマコブの菌糸体が医薬品となったが、いかに有効性が高くともわが国では天然メシマコブは医薬品ではなく、いわゆる栄養補助食品の分類になり、医薬品のように1日の服用量を定めることができない。
しかし、体験報告などを元にした摂取量の目安はある。例えば、手術などによる治療後、身体に腫瘍などが残っていたり、転移などを心配する方は、1日5g程度。予後が順調で数年間再発が見られない方や、予防目的で利用する場合は、1日1~3gを目安にするとよい。
服用する時間帯は、とくに食前食後にこだわる必要はないが、一般の漢方薬と同様、食間に摂るのがいいだろう。胃もたれなどの胃腸障害が起こる場合は、食後に飲むようにするとよい。
天然メシマコブには、シイタケなどに似たキノコ独特の“甘み”があり、抵抗なく飲むことができる。

最強の抗ガン作用が認められて以来、この天然メシマコブが病に苦しみ悩む多くの人々の福音になる日は近い。

日本生薬提供:きのこ健康読本3 シリーズ健康の科学No.10 掲載記事のご紹介