おならが臭い

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GASの悩み=おならが臭い

勤め先でも学校でも、時と場所を選ばず、ひんぱんに放屁してしまう。
通称「おなら症」。
恥ずかしさで耐えられないこの症状に、人知れず苦しんでいる女性たちがいる。
周囲から好奇の目で見られ、医師からは「気のせい」と片付けられて、社会的に追い詰められていく人が多い「現代病」だ。

症例1

京都府内の女子大生A子さん(21)に「異変」が起きたのは、中学2年のころだった。
授業中、何度もおならが出る。ひどいときは毎分1回くらい。
音も出ていたたまれなくなり、何度もトイレに駆け込んだ。
あるとき突然、後ろに座っていた級友が、せき払いしながら机といすをひいたことがあった。
無意識のうちにおならが出ていると気づいたときは、恐怖が込み上げた。
それからは、ひたすら、周囲の視線が気になった。満員電車の中で、まわりの人が顔をしかめる。
本屋で立ち読みしていると、後ろにいた人たちが、さっと左右に立ち去る。
すべて自分のおならのせいだと思った。
医者を回り、さまざまな検査を繰り返したが、胃腸に異常は見つからなかった。
不思議なことに、自宅の自分の部屋にいるときだけは、あまり出ない。
医師からは、「精神的なものですよ」と言われるだけだった。
大学生になって、彼ができた。
しかし、おならが気になってデートどころではない。
「何か悩み事があるの?何でも話してよ」。
そう言われて打ち明けると、次の日から連絡が取れなくなった。

こうした「おなら症」に悩む人たちは、ほとんどは10代後半から20歳代の女性だ。
原因の半数以上は、腸管に異常がないのに腸がけいれんしたような状態になってしまう過敏性腸症候群(IBS)。
下痢や便秘の原因でもある。本来は腸で吸収されるはずのガスが、どんどん直腸へ運ばれてしまうので、おならが増える。
次いで多いのが、口から飲み込みすぎた空気が腸にたまる呑気症、そして牛乳などに含まれる乳酸菌が腸内で発酵する乳糖不耐症だ。
だが、そればかりではないタイプの人が、3分の1はいる。
「実は、胃腸の問題に精神的な要因が重なっている人たちが多いのです。
IBSなどでおならが出やすいのに加え、それを気にするあまり、現実以上にたくさんのおならが出ていると思い込み、対人恐怖症に陥ってしまうケースが見られます。まったくの思い込みだけという人さえ、けっこういる。」

さらに、『おなら症』を訴える人たちは、緊張したときに無自覚のうちに空気を大量に飲み込んでいる人が多い。
IBSなどで内容物が早く直腸に送られているときに、大量の空気が腸に入るので、余計におならがたくさん出る状態になると考えられる。
これはIBSと呑気症の組み合わせ型といえる。
このように、原因が何種類も考えられるため、治療法は確立していない。
整腸剤やガスの吸収を助ける苦するで治った人もいれば、カウンセリングで治った人もいる。
呼吸法に問題があると考えて、話し方教室や合唱団に入って良くなった人もいる。

なぜ「おなら症」が女性に多いのかも、はっきりした理由はわかっていない。
直腸の手前にあるS字結腸が、女性の方が男性より、最大で1.5倍も長いためにガスがたまりやすいとか、性ホルモンが腸の働きに影響を与えるため、などと諸説ある。

弘前大保健管理センターが、2002年、同大の男女計1千人の学生にアンケートしたところ、腸にガスがたまるなど腹部の膨満感を訴えたのは、男性が2.9%だったのに女性は10.3%もいた。

「健康な成人が1日におならで排出するガスは1日千から2千ミリリットル。
1回50から500ミリリットルずつ出していますから、1日に20回おならが出るなんて普通です。
そもそも、何回以上出たら異常だ、という概念はありません。
逆にそれだけのおならが出ないことのほうが不健康で、問題になります。

このため、「おなら症」は病気とはみなされず、いったい全国でどれほどの人が苦しんでいるのか、推定すらできない状況である。

症例2

28歳会社員、女性B
何度もこうした説明を聞いている。
「でも、医者からは異常がないと言われ、周囲の人からは異常だと思われる。この落差がつらいのです。」
医師の指導もあって、おならが出ても気にしないようにと努めているが、会社の同僚からは逆に、「女の子なのに、そんなにおならして平然としているなんて、おかしいんじゃないの」と言われた。

「おならは確かに周囲に迷惑をかけるから、実は見かけとは裏腹に、心の中では、一生懸命に治そうと努力しているんです。
仕事もなかなか集中できないので、書類一枚つくるにも、大変な苦労です。
そういうところをわかってもらえないのが悲しい。」

同僚や友人の中に理解者を探し求めたこともある。
だが、ある知人に事情を話したらおもしろがられ、カメラつき携帯電話で顔写真を撮られた。
周囲の視線に嫌気がさして、これまでに2度、会社を辞めた。
今の会社も、やめようかどうしようか、と悩んでいる。

「ガスのせいで、人生めちゃめちゃです。考えないようにと思っても、つい、こんな状態にならなければ、もっと楽しい人生だったろうなあと、考えてしまいます。」

将来の夢断たれ家に引きこもり

症例3

31歳会社員、女性C
大学を出て有名メーカーのデザイナーになったが、社内の対人関係に悩むうち、便秘になり、次いでおなら症になった。
仕事などで緊張すると、我慢できずにでてしまう。
そのうち人ごみも怖くなり、電車通勤の途中でも、一駅ごとに降りないと不安でたまらなくなって、1時間だった通勤時間は3時間になった。
半年ほどで会社を辞め、自宅に引きこもって外出しない日々が続いた。 自殺を考えたこともある。

現在、C子さんは、家業の手伝いをしている。
自宅にいると症状が軽いからだ。
人ごみを避けるよう気遣ってくれる2歳年下の男性との結婚話も進んでいる。

「緊張すると症状が重くなることから精神的な要因が大きいのだと思い、緊張しないで済む環境に自分を置こうと考えたのです。
でもキャリアウーマンとして生きたかったので挫折感はあります。」

ガスがたまりやすいとか、おならがよく出るといった症状は昔からあった。
「思い込みも手伝って対人恐怖症になでなってしまう人が多いのは最近の傾向で、現代病と言えるかもしれません。
女性にとっては大問題なので無理もないことですが、精神的な要因が大きいだけに、適切な治療法がないのがつらい。」

こんな場合は、調合漢方で体質改善(根治療法)、臨床心理学(ストレス度チェック、回避)など、一歩上の対応を考える。

 

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