①知ってる人の名前が思い出せない
②どこにものをしまったか思い出せない
③いまやろうとしたことを忘れてしまう
④同じ話を繰り返し話してしまう。
⑤漢字が書けなくなった
⑥置忘れが増えた
⑦玄関のカギをかけたかどうか覚えていない
⑧電気、ガスの消し忘れが増えた
⑨「あれ」「それ」など会話に代名詞が増えた
⑩約束のひにち、時間を間違える事が増えた
心当たりのある方は「物忘れ」が現在進行中です。
日常生活において、目や耳から入ってくる新しい情報は脳の奥にある「海馬」という器官で情報整理されます。
その情報は脳全体の80%を占めている「大脳皮質」に送られて記憶として蓄積され、必要な時に引き出されます。
「物忘れ」はこの海馬の機能低下や神経細胞の減少によって情報の出し入れのネットワークがうまく働かなくなることから起こります。
物忘れは、記憶の一部を忘れます。
例えば、「人と約束をしたけど約束の日時を忘れてしまった。」や「今朝の朝食でみそ汁の具を思い出せない。」
など、体験した一部分を忘れ、忘れている自覚があります。
対して、認知症は、記憶のすべてを忘れます。
例えば、「人と約束をしたことを忘れた。」や「今朝朝食をとったことすら忘れた。」
など、体験のすべてを忘れ、忘れていること自体わからない、という特徴があります。