腎虚という漢方用語は、腎臓の病気のみを指したものではなく、「腎」という字は肉月の上に堅いという字を乗せたものです。
すなわち、身体の中で活動の中心をなすもので姿の見えないものを指したのです。
その「腎」の力が過労や強いストレスなどによって衰えた状態や、老化現象による諸症状を「腎虚」といったのです。
腎⇒老化⇒腎虚の状態
腎⇒過労⇒腎虚の状態
疲れやすい、顔が青白い、体力低下、目が乾く、食欲不振・下痢気味、唾液の分泌が少なく、口が渇く
貧血、皮膚の荒れ・乾燥、不安感・健忘、動悸・息切れ、痩せはじめた、インポテンツ
風をひきやすく、こじれて治りにくい、四肢冷感
男性加齢学会は、急激な性機能障害、連続的な過度のストレスによる急激な不安感・あせり・不眠、働きすぎにより、朝起き上がれない・働く気力が湧かない・新聞を読んでも記憶に残らないなどの症状や前立腺肥大の悪化などの症状を“男性更年期障害”と認定している。