フンブルクスルベルスは欧米原産の食用に養殖されている赤ミミズ(レッドウォーム学名:Lumbricus Rubellus 体長は3~4㎝)のことで、中国最古の薬物書「神農本草経」や宋の時代の「図経本草」にその効能が記載され、現在中国の「薬典」にも収載されています。
ルンブルキナーゼは、「赤ミミズ」から抽出された線溶酵素のことで、旧宮崎医科大学の美原恒教授らが発見し、1983年7月にストックホルム国際血栓止血学会で発表されており、韓国では1988年から医薬品としての認可を受けています。
サプリメントとして使用するのは、ルンブルクスルベルスの内臓部分であり、体内の泥や不純物を吐き出させ、洗浄し、皮と内臓を分離し、使用する内臓部分を凍結真空乾燥したものです。
このルンブルクスルベルス末(ルンブルキナーゼ)には、血栓を溶かす作用があるので、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の予防、更には、血糖値を下げる作用も報告されていますので糖尿病の予防にも有効とされています。
大豆を丸ごと蒸して納豆菌で発酵させた納豆には、ナットウキナーゼといった大豆には含まれていない成分が含まれています。
このナットウキナーゼは血液をサラサラにする働きがあることが分かっております。
すなわち、このナットウキナーゼという酵素は、血液中の血栓(血の塊)を溶かすだけでなく、血栓をできにくくする作用があることから、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞の予防・改善に役立つと言われています。
田七人参は中国雲南省や広西省の限られた地域に生育し、民族薬として古くから用いられており、本草網目に収載されています。
ベトナム戦争では止血薬として使用され、世界に知られるようになりました。
更に肝障害治療の伝統薬として有名な「片仔こう」の主成分であることも影響し、現在は心血管系や生活習慣病の予防などに応用され、具体的には肝機能改善、血糖降下、止血、抗血栓、心筋保護などの薬理作用が報告されており、主に肝障害、糖・脂質代謝系に対して改善作用が示されています。
田七人参は中医学では理血薬と言う血行改善薬に分類されていますが、田七人参の優れているところは、止血作用を兼ね備えているところです。
一般に血行を改善する薬物は出血を助長する傾向がありますが、田七人参は血管内では血流を促して血栓を予防し、不思議なことに、血管が破れて血液が破れて血液が外に出ると、素早く固まって止血する作用を促します。
こうした人体にとってとても都合のよい作用は、天然物ならではの優れた効果なのです。