生活習慣を変えて、がんと戦う、 がんを防ぐ(2)

生活習慣を変えて、がんと戦う、 がんを防ぐ(2)

がんを防ぐ

がんを防ぐライフスタイルを身に付ける

①食塩の過剰摂取に注意
②食物繊維
③各種ビタミンの効果(ビタミンCとビタミンE)
④抗酸化剤はがん予防する=体内の活性酸素(フリーラジカル)を消去する=活性酸素除去剤の服用

強いストレスを受けると、発癌しやすくなる
タバコの吸いすぎは、発癌をまねく(たばこと発癌は関係大)

年に一度の定期検診で、がん細胞の増殖を防ぐ=早期発見
発癌の生体シグナルを知る、発癌の警告信号=自己診断が可能

家庭でできる予防対策

がんにならないようにするには、まず、自分の生活習慣を見直してみること。
喫煙している人は、1日に何本たばこを吸っているか?
バランスのとれた、規則正しい食生活を送っているか?
精神疲労、ストレスが持続しているか? ストレスを解放できず、ため込んでいるか?
私たちの生活の中に潜んでいるがんの危険因子
あらゆる角度から私たちの体を攻撃する。
がんは遺伝的要素もあるが、現実には、ほとんどのがんは、人間の高齢化と環境因子によって、発生するものとなっている。
特定の地域に、特定のがんの発生が頻繁にみられるのは、各地域の生活習慣ががんの発生に影響をおよぼしているため。

たばことアルコールとがんの関係

たばこは、いろいろながんの危険因子になっている。
アルコールと一緒になると、さらに悪影響が出る。
飲酒をしながらの喫煙は、たばこのタールに含まれる発がん物質がアルコールに溶けやすい性質があるので、
がんになる確率が、たばこだけの場合に比べ、44.4倍にもなる。

かたよった食生活に要注意

がんの30%は規則正しくバランスのとれた食生活によって防げる。
バランスのとれた食生活とは、いろいろな条件を満たす必要がある。
発癌は、環境要因に左右される。
同一家系に、同じがんがよくみられるのは、遺伝的要因よりも、その家系の生活習慣、食生活が要因となっている。

ストレスは万病の素

「病は気から生じる」の言葉どおり、精神的な圧迫やストレスが続くと、身体的にダメージを与えることになる。
人間の体は少しくらいの疲労や過労ならば体内にある抵抗力で解決できる。
が、ある一定以上の負担がかかった場合には、自分の弱い部分から傷ついていく。
精神的、身体的疲労の持続は、発がん因子に付け入るきっかけを与えてしまう。

活性酸素(フリーラジカル)が、分子レベルで、細胞の遺伝子を傷つけ発癌に導く

私たちは酸素がなければ生きていけません。
しかし、この酸素が私たちを老化させたり、がんを発生させることが分かってきました。
簡単に説明すれば、酸素がもとで、より反応性の強い活性酸素(フリーラジカル)というものができる。
活性酸素は、体内の脂肪分やたんぱく質、酵素、遺伝子(DNA)などと反応して有害物質や正常なはたらきができなくなるような傷を作る。
その結果、細胞が老化したり、傷ついた遺伝子が暴走してがんが生じたりする。
後で、紹介する「がんを予防するための12か条」の内容は、この活性酸素の発生を抑えたり、無害化する方法でもある。

がん予防の一次予防と二次予防

①がんにならないために生活習慣を改善して予防する一次予防と、
②がんを早期発見・早期治療をする二次予防がある。
がんを防ぎ、勝つためには、まず一次予防でがんが発生しないように抑え、それでもくぐり抜けてできたがんを早期に発見して叩くことが必要である。

危険因子を避けるための一時予防

日本人に多い胃がんは、食塩の摂取量の多さ、日本食に含まれる食塩の多さが原因の一つ。
どのような生活習慣が、どのがんに影響を与えるのか?
この研究成果を知り、生活の中に潜む危険因子を避けて生活することで、
がんの発病を予防することが可能となる。(一次予防)

死なないようにする二次予防

危険因子を避けて生活していてもがんになってしまう人もいる。
幸いなことに、今日ではがんは治るようになってきたともいわれ、わが国で、がんの手術を受けた患者の70~80%は治っている。
しかし、治った患者さんのほとんどは、早期発見、り早期治療で治ったわけ。
二次予防は、がんで死なないようにすること。
がん検診を受け、もしもがんが発見されたら初期段階で治療を行うことである。

がんの予防は、以上、一次予防と二次予防の2拍子そろうことが大切。

一次予防だけで完全にがんの発生を抑えられるとは限らないため、二次予防で備える必要がある。
一次予防でがんの発生を少なくすれば、取り除くべきがんも少なくなる。
食事などに気をつけ、年1回の検診を欠かさない、そんな日常の気配りが、がんを防ぐ。

がんを寄せつけないライフスタイルとは!?

がんは、体内の正常細胞が、ある時、癌化して、がん細胞に変わり、それが分裂して増殖することで発生する。
がんを防ぐためには、まず、正常細胞が、癌化しないようにする。
つまり、がん細胞に変化しないようにする、危険因子を遠ざけること、体の免疫力を低下させないことが最重要である。

規則正しい生活

私たちの生活はかつてないほど多様・多忙化しています。
そのため、生活のリズムが不規則になったり、睡眠不足、ストレスなどが生じやすくなっています。
食生活も、外食や加工食品などに頼りがちで、また、体を動かす機会も少なくなってきています。
これらの要因はすべて、がんの発生を高めると考えられています。
逆にいえば、がんを防ぐためには、規則正しい生活、バランスのとれた食事を三食きちんと食べる、睡眠を十分とる、適度な運動を習慣づける、ストレスを減らすようにする、といったことが大切なのです。
これらは、がん以外の生活習慣病予防にも通じる、長寿のための秘訣です。
毎日の生活に生かしてください。

毎日の野菜摂取、禁煙、節酒が、がん死亡率を60%減らします。

私たちの周りにある危険因子

科学物質

これまでに発がん性が認められた化学物質はおよそ2000種以上あります。
現実問題として、これらを完全に排除することは不可能です。
「がんを防ぐための12か条」を参考に、生活の中で必要以上に化学物質と接触しないように心がけましょう。

紫外線

太陽光の中の紫外線は皮膚がんをひき起こす要因にもなっています。
これまでは地球を取り巻くオゾン層が紫外線をストップさせていましたが、最近はフロンガスなどの影響で地上に到達する量が増えました。
それだけ私たちががんになる可能性も増えたということです。

ストレス

直接の原因がストレスではないとしても、
ストレスは体の生理機能を乱し、病気の発生しやすい体内環境をつくりだします。
がんに対抗する免疫細胞のはたらきを鈍らせ、結果としてがんの発育を促してしまいます。
がんを回避するためにはストレスをため込まないように、あるいは自分なりのストレス解消を心がけることが大切です。

ご相談はお気軽に

著書「脳を守る漢方薬」

認知症、アルツハイマー病、脳血管障害に、光明、最先端科学で、実証された、漢方薬の効果が明かされる。

「脳を守る漢方薬」

エビデンスの解説、紹介
医学博士 大山博行

漢方薬調合します

同じカテゴリの記事

お悩みの症状から探す

ツムラ医療用漢方製剤(症状別)