毎週金曜掲載の人気コラム「妙薬探訪」が100回を迎えた。
宣伝らしい宣伝はしないが、口コミだけで愛用者が広がっていく――。
そんなニッポンの「妙薬」を足で探して紹介してきた。
毎回反響は大きく、製造元には問い合わせが殺到。
500本以上の電話がかかることも少なくない。
そこで、100回記念特集として、これまで紹介した薬の中で「反響ベスト薬」を公開する。
いずれも甲乙つけがたいが、ベストスリーをあげれば、
「ネオレバルミン錠」(原沢製薬)、
「松井熊参丸」(松井製薬)、
「肝生」(建林松鶴堂)
か。
原沢製薬の曾根田裕・開発本部室長がこう話す。
「掲載当日から、東京の神田・新橋地区のサラリーマンを中心に500件を超える問い合わせが殺到しました。すぐ欲しいという方ばかりでした」
この薬、中国では、酒の解毒に用いられる生薬の川柳末を主体にしている。
それで「二日酔いや、アルコール性の肝炎にピッタリ」(曾根田室長)なのだ。
薬のメッカ・富山の「松井熊参丸」は、熊の胆汁を乾燥させた伝統の“クマノイ”だ。
「ひどい二日酔いのとき勧められて飲んだら、本当に楽になった。酒を飲む前に飲んでおいたらバッチリです」(鉄道会社勤務・43歳)
岡山大や富山医科薬科大などの研究で、熊胆の主成分に含まれるウルソデスオキシコール酸が利胆剤として胆汁分泌を促し、肝臓の働きを助け、代謝機能や脂肪の消化吸収を促進することが分かっている。
「熊胆ほど肝臓に優れた効き目を表すものは他にありません。肝炎の患者のためにも熊胆は絶やしてはいけない」
(松井製薬・松井泰治代表取締役専務)
12種類の生薬を配合した「肝生」も、二日酔い対策のサラリーマンの電話が殺到した。
仕事がら酒が断てなかったのに、それでもこの薬で肝機能数値が下がったとの報告も反響のひとつだった。
「ヘヤーグロン」(大東製薬工業)、
「プリズマホルモン錠」(原沢製薬)、
「金蛇精」(摩耶堂製薬)
がベストスリー。
いずれも男性ホルモン補充剤で主成分はテストステロン(男性ホルモン)だ。
男性の更年期障害の改善をうたう「プリズマホルモン錠」「金蛇精」も反響が大きかったが、テストステロンだけの塗り薬で、即効性をうたう「ヘヤーグロン」は、すぐ欲しいという電話が相次いだ。
その後の調査によると、使用者の90%以上に勃起力や性欲、射精時期のいずれかに効果があったというからそれもうなずける。
「乾坤」(玄妙洞本舗)、
「延命仙」(渡部晴光堂)、
「松石南の精錠」(小倉薬品工業)
がベストスリー。
飲んで効くとうたう、その名もズバリ「腰専門」(天恵堂製薬)、
戦国時代の創製という「金創膏」(郡司勘兵衛薬局)、
張るだけで内臓疾患も改善されたという「糾勵根」(霜鳥研究所)
が特に反響が大きかった。
このほか“電話500本組”としては、
床ずれに抜群という「タイツコウ軟膏」(メルスモン製薬)、
1000錠1400円というカルシウム剤の「パンビー錠」(パンビー製薬)もある。
また、けが、肩こり、筋肉痛などに効く軟膏も人気が高く、前記の「タイツコウ軟膏」のほか、
「ネオパスタノーゲン」(北都製薬)にはリピーターからの注文が今でも続いている。
胃腸薬の「成田山一粒丸」(三橋薬局)、
風邪薬の「御嶽山風邪薬」(日野薬局)、
痔薬「恵痔」(建林松鶴堂)、
血糖値を下げる「糖解錠」(摩耶堂製薬)、
効能に耳鳴りだけをうたう「伶鳴」(建林松鶴堂)、
花粉症の「サンワロン」(三和生薬)、
腎臓の「種村腎臓仙」(種村製薬)
などにも読者の問い合わせが殺到した。
妙薬探訪 2002年11月23日 掲載記事より、引用
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