よく使われる民間薬の解説です。4回に分けてお伝えします。
民間薬(1)
漢方薬と民間薬の違いについては、こちらの過去記事をご参照ください。
漢方薬の基礎知識
(主な効能)頭の血管のケイレンを静める作用があるので小児のひきつけ、頭痛、動脈硬化、高血圧症
(薬用部分)カギ及び茎 (飲み方)1~5g/1日 煎剤
(主な効能)糖尿病患者の咽の乾き、及び小児の疳に用いる。
(薬用部分)全草 (飲み方)10~20g/1日 煎剤
(主な効能)肝炎、黄疸、じんま疹、浮腫に
(薬用部分)花穂、茎 (飲み方)10~20g/1日 煎剤
(主な効能)のどの痛み、腹痛に煎用、痔の痛みに温罨法で (薬用部分)根及びストロン
(飲み方)6~10g/1日 (備考)高血圧の方は長期服用をしないで下さい。
(主な効能)慢性の腎炎、足のぼんに水のたまる人
(薬用部分)果実 (飲み方)10g/1日 煎剤
(主な効能)苦味健胃、整腸、黄疸、下痢に、口内炎、打撲、ねんざに外用で
(薬用部分)周皮を除いた樹皮 (飲み方)1~3g/1日
(備考)打撲には粉末を酢卵白とねって外用
(主な効能)利尿の効果があり、腎炎などに用いる。
(薬用部分)蔓 (飲み方)5~10g/1日 煎剤
(主な効能)腎臓結石、胆石など各種の結石、腎臓病、高血圧などに
(薬用部分)全草 (飲み方)2~15g/1日 煎剤
(主な効能)せき止め、のどの痛み、かぜひき、疲労回復に。 (薬用部分)実
(飲み方)10個ばかり煎じてこれに氷砂糖を入れて溶かし、お茶がわりに飲む。(備考)サイカクの頁参照
(主な効能)脚気、ムクミをなおし、その汁で洗うとでき物にもよい。
(薬用部分)皮、幹 (飲み方)10~20g/1日 煎剤
(主な効能)あせも、湿疹、たむし、水虫に外用
(薬用部分)根 (飲み方)10g/1日 煎剤
(主な効能)関節のクセ直しや、脱臼の時の整復に
(薬用部分)葉 (飲み方)10g/1日 煎剤
(主な効能)炎症をとり尿をだし、セキ止め呼吸困難に
(薬用部分)桑の根の皮 (飲み方)5~10g/1日 煎剤
(主な効能)高血圧症、動脈硬化の人、又、一般には疲労回復、強壮強精に用いられる。
(薬用部分)葉 (飲み方)5~10g/1日 煎剤
(主な効能)下痢止め、腹痛に、又胃腸の調子を整えます。
(薬用部分)全草 (飲み方)10g/1日 煎剤
(主な効能)緩下剤、便通を目的とした強壮薬で、高血圧などにお茶代わりに常用。
(薬用部分)種子 (飲み方)10~20g/1日 煎剤
(主な効能)便秘症で血圧の高い人に使用
(薬用部分)全体 (飲み方)10~15g/1日 煎剤
(主な効能)心臓の働きが亢進しているのを鎮め、肝臓の働きを正常にもどす。
(薬用部分)牛の胆石 (飲み方)0.1~0.5g 頓服
(備考)粉末にして少量の水で服用
(主な効能)カルシウム、アミノ酸類を含み、滋養、強壮に体力減退の人に用いる。
(薬用部分)全体 (飲み方)粉末として1~2g/1回 内服
(主な効能)尿利減少、口渇、めまい (薬用部分)塊茎
(飲み方)5~10g/1日 煎剤
(主な効能)昔から血の道の薬として広く用いられている。生理からくるいろいろな症状に使用
(薬用部分)花の柱頭 (飲み方)0.2~0.3gを熱湯で浸出して内服。
(主な効能)ハシカにこれを飲むと発疹が早く出て、熱も下がります。
(薬用部分)角のうす切りにしたもの (飲み方)1.0~1.2g 煎剤
(備考)ハシカには、サイカクの他に金柑、エビガラ、氷砂糖を入れます。
(主な効能)WTTGの中にも使用されているように、抗腫瘍性がある。
(薬用部分)菌体 (飲み方)20~30g/1日 煎剤
(備考)藤こぶ、訶子、ハトムギなどと用いる。