出典 『傷寒論』、『金匱要略』
(1)太陽病、項背こわばることシュシュ、汗なく、悪風する証。(『傷寒論』太陽病中篇)
解説 シュシュを、几几とする見方もあり、その場合はキキと音読する。
シュシュは、短羽の鳥の飛び立つときの首を前傾させる様子をいい、几几は硬く強ばる状態を指す。ともに葛根湯の「項背強」の状態を形容したものである。
(2)太陽と陽明との合病、自下利する証。(同上)
(3)太陽病、汗なく、小便反って少なく、気、胸に上衝し、口噤みて語るを得ざる証。(『金匱要略』湿渇病篇)
急性病初期では脈が重要とされ、腹候は考慮しない。
慢性疾患では、腹力中等度かそれ以上。
葛根湯症は一般に筋緊張の傾向が認められる。
気が主体の気血水。 六病位: 太陽病。
脈浮実数。太陽病では舌候の変化は原則としてない。
首から上の症状には葛根湯を考慮。(道聴子)
急性熱性の首の張る状態に用いるのは誰もが知っているが、古方の常として応用範囲の広いことはいうまでもない。(浅田宗伯)
自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:
感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん。
表寒・表実。
葛根4、大棗3、麻黄3、甘草2、桂皮2、芍薬2、生姜2。(単位g)
辛温解表・生律・舒筋(辛温解表・舒筋)。
薬味構成から、麻黄湯と桂枝湯の中間の効果が得られる(第一選択となる)
葛根が辛凉解表の効果をもつ、表熱(悪寒を伴わない急性発熱で温病
葛根湯そのままでは辛温解表剤(傷寒、中風に適応)にも、辛凉解表剤にもなる(石膏を加味する)
肩関節周囲炎の治療には、附子を加える
龍野一雄著『新撰類聚方』増補改訂
1)感冒・流感・肺炎・麻疹・丹毒・猩紅熱・脳膜炎・日本脳炎・リンパ腺炎・扁桃腺炎・中耳炎などで、発熱悪寒頭痛、項背部がこるもの、あるいは軽咳、あるいは軽咽頭痛などを伴ってもよい。
2)肩こり・四十肩・五十肩・高血圧症による肩や首のこり、首が回らぬもの・腰痛・関節リウマチなどで実証で腹部に変化なきもの。
3)破傷風初期・小児ひきつけ・脊髄空洞症などで項背強急するもの。
4)口が開かぬものを痙病と見て治して例がある。
5)トラコーマ・結膜炎・眼瞼炎・網膜炎・虹彩炎・急性球後視神経炎などの眼病で、頭痛項背強ばるもの、ただし下剤の証がないもの。
6)副鼻腔蓄膿症・鼻炎・肥厚性鼻炎などで頭痛項背強ばるもの。
7)気管支喘息で表実頭痛または項背がこるもの。
8)皮膚炎・失神・じん麻疹などで、発赤強く分泌のない表証のもの。
9)フルンケル・カルブンケル・面疔・背癰・皮下膿瘍・筋炎などで発熱頭痛または悪寒などの表証のあるもの。
10)急性腸炎・急性大腸炎で発熱頭痛または悪寒など表証があるもの。
11)夜尿症を治した例がある。
12)乳児の無声を治した例がある。
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