めまい、ふらつきがあり、または動悸(どうき)があり、尿量が減少するものの次の諸症:
神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛
ブクリョウ、ケイヒ、ソウジュツ、カンゾウ
めまいがひどく、たびたび寝込むこともある。
Pさんは48歳、女性、標準体重の主婦。
以前からめまいを繰り返し、その度に数日寝込むような状態でした。
ところが、「最近、用事が多くなり、何とか寝込まないで済むようにならないだろうか」と、漢方を相談されてきました。
Pさんのめまいは「天井が回り、おう吐を伴うが、数日間寝込むと治る。」
また「体が揺れる感じのときもある」と言います。
前者は年に1、2回疲れたときに、後者はしばしば起こるそうです。
中肉中背、血色はよいが舌の周囲に凹凸がはっきり付いていて、上腹部を揺らすようにすると水の音がしました。
また朝はむくんでいることが多いそうです。
これらの症状から、水毒体質で疲れが引き金になって回転性のめまいを起こすものと考え、苓桂朮甘湯を調合しました。
服用後2週間目には、「体の揺れる感じが軽くなった」と言い、その後2年間継続服用していますが、回転性のめまいを起こすこともなくなったと言うことでした。
苓桂朮甘湯は、茯苓と朮という、水毒を治す生薬と、桂皮という、のぼせを治す生薬を組み合わせ調合したものです。
その他のめまいも、漢方的に原因をみると、気鬱や気の上衝(のぼせること)によるもの、於血(血流の滞留)によるものなどがあります。
更年期の人のめまいには、於血が関係していることが多く、加味逍遙散が有効です。
ストレスが強く気分が憂うつな人のめまいは気鬱が原因と考えられ、半夏厚朴湯が効果的です。
突発性難聴に伴うめまいなどで早期に入院治療した方がよい場合を除けば、漢方が効果的な場合が多くあります。
めまいに効く漢方薬として、苓桂朮甘湯をご紹介しましたが、その他、体質・症状に合わせて多くの漢方薬が使われています。
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