不安から心を守る漢方薬

不安から心を守る漢方薬

入学・進級・就職・転勤で心揺らぐ春

春は新天地で夢を描く時、しかし常ならぬ精神的緊張が続く時でもあります。
不安(不安感)が大きく育つ事もあり、医療機関で、「全般性不安障害(不安神経症)」、「パニック障害」と診断されれば、不安はさらに強くなります。

生活習慣の変化(夜更かし、目の酷使、引きこもり、虚労や老化)

以下の不快症状を誘発

・疲れ目、ドライアイ
・こむら返り、筋痙攣
・生理周期遅延、無月経(物忘れ)

不安感が強い = 全般性不安障害・パニック障害

不安の治療について

不安は、ストレスを感じる出来事などをきっかけに小さく生まれ、時に大きく育ちます。
若い世代で不安に悩む方も多いもの。
早く不安を拭い、笑顔になった彼ら彼女らの人生を見守りたいものです。

不安は、「夜更かし(夜型生活)」、「目の酷使(スマホ・PCの長時間使用)」、「運動しない」などの、血虚を招く生活習慣から起こります。
服薬と共に生活習慣を正せば、必ず快方へ向かいます。
嫌だと思う事柄は、ひとにより異なります。
修正が難しい人間関係かもしれません。
真剣に取り組みながら、時に泣き出したい現状から距離を置くことも必要。
それは、逃げる事ではなく、大切な命を守るための手段のひとつです。
理解してくれる人とともに治療を続け、大切な人生の時を決してあきらめないでください。

不眠の治療について

不安の基本は、心陰虚と捉え安神補心丸で治療します。
不眠も同じ疾病区分のため、安神補心丸で治療します。
ただし、ここでの不眠は「寝つきが悪い」「眠りが浅い」もの。
不眠でも、「イライラの感情高まる」、「全く眠れない」ものは、ストレス証候と捉え柴胡疏肝湯などで治療します。

不安に悩む

不安(不安感)が強まる、不眠(眠るのに時間がかかる、目覚めやすい)
【治療のポイント】消耗物質を補充(地黄・当帰)し、心を守る安神薬を加える
【対応薬】安神補心丸 不安や不眠に用いる基本薬、柏子養心丸 安神補心丸の略方、症状がまだ軽い時に用いる。

※安眠効果を高めるため、安神薬(酸棗仁湯やオンジエキス)を併用しても良い
※心は火の性質を持ち、化熱しやすい
※前頁記載の不調(肌つやがない・疲れ目・生理周期遅延)が強く、不安感に悩むときは、四物湯+安神薬(酸棗仁湯やオンジエキス)で対応する
心陰虚(心血虚)

上述の不安症状に加え
・子供時代から食欲不振、食事に時間がかかる
・元気が続かない(午後には疲れ、眠くなる)
・大きな声を出せない

【治療のポイント】消耗した気を補充(人参)し、心を守る安神薬を加える
【対応薬】帰脾湯 補気薬・四君子湯を核にした処方、不快症状がやや軽い時に、加味帰脾湯 柴胡・山梔子を加味。
不安感から感情制御が難しい時に
心脾両虚

頭脳疲労(不安感を含む)
・考えがまとまらない・頭がぼーっとする
・物忘れ
【治療のポイント】過労・老化による気陰消耗を補い、心の働きを牛黄で正常化
【対応薬】マツウラ牛黄丸 脳活性を高める開竅薬(牛黄・シベット)に、身体消耗を回復させる補剤(人参・当帰)を配合
※加齢で物忘れが増えた時、それが進行しない様にマツウラ牛黄を継続服用する(1日10粒程度)。
気陰両虚による閉証初期

不安・焦燥感(あせり)
・不眠(まったく眠れない、感情が高ぶりねむれ)
・動悸、狂騒(独り言が増す、)口内炎や舌炎
・イライラ怒りやすい(腹部が張る、口が苦い)
【治療のポイント】肝でおこった火が、心へ燃え広がった。両者の火消しを行う
【対応薬】牛黄純末・黄連解毒湯の清熱薬に、柴胡疏肝湯など解鬱薬を併用する
※煎薬での対応:四逆散系処方(柴胡・芍薬)を基に、清熱薬を加味する。

不安、不眠によい漢方薬=不安感が強まる、眠るのに時間がかかる、目覚めやすい

(1)安神補心丸
(2)柏子養心丸
(3)帰脾湯
(4)加味帰脾湯
(5)牛黄清心丸
(6)ゴオウ
(7)黄連解毒湯
(8)柴胡疏肝湯

上記、漢方薬を2週間服用しても効果に満足できない場合は、より効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。

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