最新の臨床心理学(6)

最新の臨床心理学(6)

心が原因になる病気

①まず休養することが大事= 心の病は、休養が、まず第一の治療法。
休まずに仕事や家事を続けようとしても、集中力や活動性が低下しているので、かえってミスが増え、はかどりません。
周囲の人からは怠けているように見えるかもしれませんが、元気がなく、何をするのもおっくうなのは心の病のサイン。
心の病は「がんばって治そう」と思わないこと。
心の病は、がんばるのは逆効果、心の病の治療には時間がかかることが多いので、あせらず、ゆっくり治しましょう。
→専門家に相談、カウンセリング、調合漢方薬服用、鍼治療併用可能

症状に合わせた精神療法

精神療法は、専門家が患者さんの心に働きかけ、安定した状態に導く方法。

支持的精神療法と日常生活の指導

支持的精神療法は、患者さんの悩みや訴えをよく効いて受容・支持し、気持ちを楽にさせることで回復を促す、最も基本的な療法。
うつ病やパニック障害、強迫神経症などに行われる「認知行動療法」は、うつ病の治療として始められた療法で、専門家と患者さんが話し合い、一緒に考えて、認知のゆがみを修正し、より現実的なものの見方ができるようにして、症状や問題行動を、訓練によって改めようとする方法。

ストレスから起こりやすい心の病:うつ病は、ごくありふれた病気。

「気分障害」ともいわれ、気分低下、意欲低下、身体的症状が出現。
→専門家に相談、カウンセリング、調合漢方薬服用、鍼治療併用可能

症状は、朝が一番つらく、夕方にかけて軽くなる(日内変動)。
性格も関係するが、なんらかのストレスが引き金になって起こる。
また最近は、脳内の神経伝達物質セロトニン(体温調節や睡眠、摂食、攻撃行動などに関係)とノルアドレナリン(意欲や活動性を調整)が不足したり働きが悪くなると、うつ病になることがわかっている。 

うつ病はどの年代の人でも発症し、一度で治る人、何度もくり返す人、長時間続く人とさまざまです。
また、男性より女性のほうが発症しやすい。 うつ病の治療で大切なのは、なによりも「休養」。
→専門家に相談、カウンセリング、調合漢方薬服用、鍼治療併用可能

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医学博士 大山博行

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