防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

肥満症、むくみ、便秘などを改善する漢方薬

体力が充実し、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちで、高血圧や肥満に伴う、どうき・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症を持った方に適しています。

体力があり、太鼓腹で便秘がちなタイプの方の漢方薬です

防風通聖散は、肥満症で便秘がちな方によく用いられ、発汗・利尿・便通作用などにより、高血圧に伴う症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満体質、むくみ、便秘などを改善します。

漢方薬:防風通聖散製剤一覧

エバユーススリムF、ココスリム、防風通聖散エキス錠[大峰]●大峰堂薬品工業
コッコアポ(A錠、AP錠)、新コッコアポ(A錠、S錠)●クラシエ
サンワ防風通聖散料・防風通聖散料A(錠、細粒分包、細粒)●三和生薬
ツムラ防通散BF顆粒A●ツムラ
ナイシトール85、ナイシトールL●小林製薬
防風通聖散料エキス顆粒KM(一元製薬・山本漢方製薬)●カーヤ
防風通聖散エキス錠「コタロー」●小太郎漢方製薬
防風通聖散細粒57松浦漢方●松浦薬業
防風通聖散料エキス細粒[勝昌]●東洋薬行
防風通聖散料エキス散●ウチダ和漢薬
防風通聖散料エキス錠N、漢方顆粒-45号●ジェーピーエス製薬
ホノミサンイン錠●剤盛堂薬品
本草防風通聖散エキス錠-H●本草製薬
マスラックⅡ●阪本漢法製薬
モリ カッコミン●大杉製薬
和漢箋 ロート防風通聖散錠●ロート製薬
意発(エキス顆粒)●建林松鶴堂

薬を効果的に使うために

薬を効果的に使うには食事・運動療法が欠かせません!
薬を飲むだけでは健康的な減量は果たせません。
大切なのは内臓脂肪を減らすこと!

健康に悪い影響を与える内臓脂肪を減らすには、薬と食事と運動を組み合わせて、効率よく体脂肪を燃焼させましょう。 
行動目標⇒まず、毎日の体重測定と記録の実践を!
毎日、同じ時間帯に体重を量って、体重の変化をチェックしましょう。

食事で減らす

食事療法の基本は、摂取エネルギーを消費エネルギーより少なくすることです。
脂肪組織1gは約7Kcal、1日100gを減量するには、1日当たり700kcalを減らせばよく、1ヵ月で体重3kg減が果たせる計算です。
今までの食事量を減らすために、次の3つを実行しましょう。

・砂糖の摂取を控え、油類を極力減らす
・食前に生野菜を多めに食べて、空腹感を満たす
・1日の食事の目安量は、男性1500kcal、女性1200kcal

どか食いはやめよう

「どか食い」は、カロリーオーバーにつながります。
1日の自分の摂取エネルギーを3度に分けて、適度の食事をとりましょう。

夜8時以降は食べないようにする

就寝前の食事は、太りすぎにつながる悪い習慣ですが、遅い夕食が避けられないときは、量を軽めにしましょう。

早食いにならないよう心がけて

早食いは食べ過ぎにつながります。
1回の食事に20~30分かけて、よく噛んで食べるようにしましょう。

運動

薬に食事療法と運動療法を組み合わせると、基礎代謝が活発になり、減量効果が期待できます。
毎日継続することが減量のカギです。

平地を時速10kmで30分 エネルギー消費量⇒144kcal   
30分のウォーキング エネルギー消費量⇒134kcal
プールで水中歩行を30分 エネルギー消費量⇒168kcal
クロールを30分 エネルギー消費量⇒673kcal
平泳ぎを30分 エネルギー消費量⇒354kcal

※エネルギー消費量は、40代、60kgの人の場合。日本体育協会スポーツ科学委員会資料より算出。

ストレスをためずに楽しく継続するためには

すぐできる運動からライフスタイルに取り入れましょう。
共に行動できるパートナーや仲間を見つけるのが長続きするコツ。

歩数計や距離測定器を上手に活用して、1日の歩行数を記録したり、距離測定器で地図に記録して日本一周をめざしたり、歩数に対応した消費カロリーがわかるなど、便利なダイエットツールがあります。

医学的に問題になる「肥満症」とは

肥満症とは、BMI(体格指数)*が25以上(日本肥満学会2000年)で、肥満に起因する健康障害を合併しているか、合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする状態のことです。

BMIの計算法  BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}

治療が適用になる肥満症の基準

肥満症の人は、標準体重の人に比べ、多くの生活習慣病を伴いやすくなります。
治療が必要な肥満症の基準は、次のとおりです。

(1) BMIが25以上の肥満で、かつ内臓脂肪面積が100cm2以上、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上あり、
脂質異常、血圧の上昇、血糖値の上昇のうち2つ以上(メタボリックシンドローム)に該当する人

(2) BMIが30以上の肥満で、変形性関節症・腰痛症、睡眠時無呼吸症候群、月経異常などをもっている人

まとめ

肥満症、むくみ、便秘などを改善するために使われる漢方薬を最大限活かすには、運動や食事にも意識を向けることが大切だと言えます。
身体の健康のためにも、積極的に取り入れていくと良いでしょう。

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「脳を守る漢方薬」

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