更年期になると卵巣機能の衰えとともにエストロゲンの分泌が減り、膣内の酸とアルカリノバランスが崩れて自浄作用が働かなくなる。
そのため、抵抗力が弱まり、細菌に感染しやすくなる=膣炎になりやすい。
感染経路は性交による感染がもっとも多く、他に入浴なども考えられる。
おりものが増える、外陰部、その周辺の激しいかゆみやほてり。
膣内に細菌が感染、膣粘膜が乾燥して、ひび割れする、炎症を起こす、
更年期以降の女性に多く、40代後半から50代に入ると増加する。
年齢的には若くても、卵巣嚢腫などの病気で、卵巣を摘出した場合は、ホルモン分泌が変化するため萎縮性膣炎が起こりやすい。
おりものが増え、血液が混ざる、かゆみや痛みは少ないが、性交痛を感じることがある。
閉経が近づいて卵巣機能が衰えると、膣内の自浄作用が低下する。
抵抗力が弱まり、大腸菌やブドウ球菌などの細菌が侵入し感染する。
膣粘膜も乾燥して弾力性がなくなり出血する。
トリコモナス原虫によって起こる。
抗トリコモナス剤の膣剤や内服薬を用いる。
性生活で夫から妻へ、妻から夫へ感染しあうことがあるので(ピンポン感染)、夫婦同時に薬を服用して治療する。
カビの一種であるカンジダ菌による。
抗真菌性の抗菌物質剤を使用する。
症状がなくなっても薬を勝手にやめたりすると、再発を繰りかえす。完治するまで根気よく治療を続ける。