夏が苦手で、暑くなると、腹痛や下痢を起こし、疲れやすい

夏が苦手で、暑くなると、腹痛や下痢を起こし、疲れやすい

相談内容

毎年6月ごろになると、腹痛、下痢、ガスがたまりやすいという状態が続き、体が疲れやすくて、食べても体重が増えません。
秋になると落ち着きます。胃腸の検査では、胃下垂ぎみというだけでした。(27歳・女性)

回答

ご相談の方は、冬は電気毛布や使い捨てカイロを使い、冷房が苦手という「陰」の状態と、手足に汗をかいたり、冷水を好んで飲むような「陽」の状態が混じっているということでした。
しかし、毎年暑い季節になると悪くなるというのは、「陽」の状態が疑われます。
胃下垂があって、疲れやすいというのは、「虚・実」でいえば、「虚」の側になります。
こうした人の腹痛や下痢には、柴胡を君薬、黄今を臣薬とした9種類の生薬を厳選して調合します。
疲れやすく、ストレスを受けやすい、ときどき肩こりや頭痛もする、ということですから、この漢方薬が適合します。
半年以上前から少しずつ飲んでいって、6月に備えると万全でしょう。

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著書「脳を守る漢方薬」

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「脳を守る漢方薬」

エビデンスの解説、紹介
医学博士 大山博行

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