腸内フローラ(2)

腸内フローラ(2)

自分の腸内フローラを見て確認する!

肉眼で、直接見るのはむずかしいですが、うんちの状態で、腸内フローラの状態を、確認することができます。

腸内フローラ自体を見るには、内視鏡を入れて見るしかありませんが、腸内フローラが良い状態にあるか否かは、便の状態で判断できます。

よい状態のときは、うんちが大きくて(バナナ2本分くらいが目安)、すとんと落ちてキレがいい。
色は黄褐色で、嫌な臭いもしません。

悪い状態のときは、びしゃびしゃの軟便だったり、コチコチだったりします。
色は黒ずんで、腐敗したような悪臭がします。
便秘の人は、もちろん悪い状態です。

以前にO-157が流行した地区の小学生の便を検査したら、重症化した生徒は腸内細菌が少なく、症状が出なかったのは腸内細菌が多い生徒でした。
腸内細菌が病原菌を追い出したため発病せずに済んだわけです。

また、人間は自分の消化力では栄養を充分に吸収できず、腸内細菌に分解してもらってはじめて、腸が消化、吸収できる形になります。
人間が自分で作り出せないビタミンB群やビタミンK、女性ホルモンや男性ホルモンも、腸内細菌が生成を分担しています。

脳の働きによると思われていたドーパミンやセロトニンの合成も、最近では、腸にしかできないと判断されてきています。
腸と腸内細菌が、心の健康にも重要であり、人間の心身の健康を左右するわけです。

さらに、腸では体内の免疫細胞の7割が作られ、侵入してきた病原菌やウィルスなどを攻撃、排除するために常に働いています。
この免疫細胞の活性化も腸内細菌が請け負っています。
免疫とは、白血球だけの仕事ではなく、腸内細菌との共同作業になります。