(4)日記や手紙を書く習慣をつけ、頭をつかう

ボケを予防する6ヵ条

最後に、ボケを予防するための漢方薬の選び方と、食事や日頃の心がけについて、あらためて整理しておきましょう。

(4)日記や手紙を書く習慣をつけ、頭をつかう。

 第1章でお話ししたように、脳細胞は日に日に死滅していきます。しかも、死んだ細胞は二度と再生しません。でも、心配はありません。脳細胞死が起こる一方で、生き残った細胞同士が連絡しあい、情報ネットワークを修復するからです。高齢になってからでも、努力しだいでは新しい知識を増やすことができるのもそのためです。

 記憶のメカニズムを思い出してください。脳にインプットされた新しい情報は、記憶され、保持され、再生され、そして的確な判断が下されてアウトプットされます。この過程を繰り返すことで、脳細胞の神経突起が伸び、数を増やし、ニューロン・ネットワークが形成されます。つまり、脳に入れた知識や情報を何度も繰り返し思い出し、表現することでニューロン・ネットワークは広がっていくのです。

 その意味で、ボケ予防には日記をつけたり手紙を書くことが最適だと思います。これらの行為には、インプットからアウトプットまで、記憶のメカニズムが総動員されるからです。

以上、岡山大学 医学博士 大山博行著 「脳を守る漢方薬」より引用
詳しくは、光文社カッパブックス「脳を守る漢方薬」を御一読ください。

目次

プロローグ - ボケずに100歳まで生きるために

第1章 ボケがここまでわかってきた

第2章 脳細胞は自殺する

第3章 老化の原因は「活性酸素」だった

第4章 漢方薬の驚異のボケ防止作用

第5章 病気を未然に防ぐ「養生(ようせい)の法」

第6章 幸せになるための3つの処方箋

エピローグ - ボケを予防する6ヶ条

あとがき-謝辞に代えて

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「脳を守る漢方薬」

エビデンスの解説、紹介
医学博士 大山博行

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